火宮神社の妃神、8月中旬には両社間を巨大キリコが2往復する祭典
[住所]石川県鳳珠郡能登町字藤ノ瀬19字59番地
[電話]0768-67-2134 - 今蔵神社
姫瀧神社(ひめたきじんじゃ、姫滝神社)は、石川県鳳珠郡能登町にある神社。『延喜式神名帳』にある「辺津比咩神社(能登国・鳳至郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。
御祭神は辺都比咩神と、市杵嶋比咩命・田心比咩命・湍津比咩命の宗像三女神。辺都(辺津)と言えば、現在は市杵嶋比咩命、『古事記』には湍津比咩命とある。
上藤瀬に鎮座する火宮神社の妃神とされる。ただし、通常は宗像三女神でパートナーが確定しているのは田心比咩命の大国主命のみ。上藤瀬の火宮神社は不詳だが、火産霊命が御祭神か。
当地の旧家吉尾氏の祖藤兵衛景春が鎌倉時代の建久年間(1197年)、源氏に追われた時、御神体を奉持して難を当地に避けて事なきを得たので、祠を建て鎮座したと伝えられる。
ただし、これが創祀では平安時代に編まれた『延喜式神名帳』の頃には当社はなかったことになる。
江戸時代の明和元年(1764年)の棟札に、当社は竈媛神社と記されている。鎌倉時代の景春による逸話は創建を示すもので、創祀はもっと古いのかもしれない。
8月中旬に火宮神社との間で、キリコが担がれる祭典がある。およそ2基のキリコで、それぞれ高さが10メートルに達するという巨大なもの。
火宮神社の男神が当社の女神を迎えに行き、一緒に火宮神社に戻って一夜を過ごし、翌日再び火宮神社の男神が当社の女神を当社へ送っていく。
当社と火宮神社の距離はわずか数百メートルではあるが、1時間ほどをかけて、両社間を2往復する。
現在は今蔵神社の兼務神社である。
なお、式内社「辺津比咩神社」の論社は他に、鳳珠郡穴水町の穴水大宮や、輪島市河井町の重蔵神社、名舟町の白山神社がある。
【ご利益】
良縁・縁結び、夫婦和合

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・石川県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、石川県に鎮座している神社の一覧
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姫瀧神社(ひめたきじんじゃ、姫滝神社)は、石川県鳳珠郡能登町にある神社。『延喜式神名帳』にある「辺津比咩神社(能登国・鳳至郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。
御祭神は辺都比咩神と、市杵嶋比咩命・田心比咩命・湍津比咩命の宗像三女神。辺都(辺津)と言えば、現在は市杵嶋比咩命、『古事記』には湍津比咩命とある。
上藤瀬に鎮座する火宮神社の妃神とされる。ただし、通常は宗像三女神でパートナーが確定しているのは田心比咩命の大国主命のみ。上藤瀬の火宮神社は不詳だが、火産霊命が御祭神か。
当地の旧家吉尾氏の祖藤兵衛景春が鎌倉時代の建久年間(1197年)、源氏に追われた時、御神体を奉持して難を当地に避けて事なきを得たので、祠を建て鎮座したと伝えられる。
ただし、これが創祀では平安時代に編まれた『延喜式神名帳』の頃には当社はなかったことになる。
江戸時代の明和元年(1764年)の棟札に、当社は竈媛神社と記されている。鎌倉時代の景春による逸話は創建を示すもので、創祀はもっと古いのかもしれない。
8月中旬に火宮神社との間で、キリコが担がれる祭典がある。およそ2基のキリコで、それぞれ高さが10メートルに達するという巨大なもの。
火宮神社の男神が当社の女神を迎えに行き、一緒に火宮神社に戻って一夜を過ごし、翌日再び火宮神社の男神が当社の女神を当社へ送っていく。
当社と火宮神社の距離はわずか数百メートルではあるが、1時間ほどをかけて、両社間を2往復する。
現在は今蔵神社の兼務神社である。
なお、式内社「辺津比咩神社」の論社は他に、鳳珠郡穴水町の穴水大宮や、輪島市河井町の重蔵神社、名舟町の白山神社がある。
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