江戸期に創建された「きのうさま」、男根型の石像や木像が乱立
[住所]大分県日田市内河町
[電話]0973-22-8210

松尾神社(まつおじんじゃ)は、大分県日田市内河町にある神社。通称は「きのうさま」「きのう様」。男女の性器の神として、結婚の縁遠き方・子供の無い方・性器の諸病に霊験があるという。御朱印の有無は不明。

江戸時代の明和7年(1770年)、創建された。社号からは京都の松尾大社を連想させるが、詳細な由緒は不明。

境内には多くの陰陽石があり、つまりは男根型の石像。その他、参拝者が奉納したと思われる木製などの男根型像が乱立している。

生殖器崇拝の神社である。「きのう」も亀頭が訛った可能性がある。女性器もあるが少数で、男根、つまり金精様が多くを占めている。

毎年4月第2日曜が大祭で、「きのうさま祭り」と呼ばれ、地元野菜の直売、うどんやおでん、わたがしにヨーヨー吊りといった屋台が並ぶ。

こうした神社にありがちな、愛知県小牧市の田縣神社、神奈川県川崎市の金山神社など、いわゆる「ちんこ祭り」ではなく、あくまでも地元の親睦を深めるのが趣旨ような感じの祭りである。

関連して、日田地域には子宝温泉もある。

【ご利益】
家内安全・商売繁盛・開運・子宝・性器の諸病・おねしょ
松尾神社(日田市) - 江戸期に創建された「きのうさま」、男根型の石像や木像が乱立
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