大分駅の象徴クスノキで造営された柞原八幡宮を勧請した八幡神
[住所]大分県大分市要町1-1 アミュプラザおおいた屋上
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鉄道神社(てつどうじんじゃ)は、大分県大分市要町のJR九州大分駅の駅ビル「JRおおいたシティ」屋上の「シティ屋上ひろば」内にある神社。八幡神を奉斎する八幡神社の一つ。近代社格では。御朱印の有無は不明。

明治44年(1911年)11月1日に開業した大分駅には、翌明治45年(1912年)春に駅前(現 府内中央口)に2本のクスノキ(楠)が植えられた。

このクスノキは豊後国一宮である柞原八幡宮の参道に育っていたものなどの説がある。樹高20メートルほどに成長して駅の象徴となっていた。

しかし、駅構内の拡張工事の障害となり、移植も困難であったことから、昭和39年(1964年)8月に伐採された。

翌昭和40年(1965年)、伐採されたクスノキを使って大分駅旧駅舎屋上に建立されたのが当社。柞原八幡宮の分霊が勧請された。

なお、伐採されたクスノキからは2面の能面も作られ、駅長室に飾られている。

平成24年(2012年)3月17日の大分駅高架化完成後、旧駅舎の取り壊しと新駅ビルの建設に伴い、当社は一時的に高架下の仮殿に移された。

新駅ビル「JRおおいたシティ」の完成に伴い、その8階部分に設けられた屋上庭園「シティ屋上ひろば」に遷座し、平成27年(2015年)4月10日に本殿遷座祭が行われた。

ツバキや桜など1000本の樹木が植えられている「シティ屋上ひろば」には、夢がかなうとされる、伝統的な建築様式の堂であるぶんぶん堂もある。

【ご利益】
旅行・交通安全、厄災除け
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