恋叶ロードと真玉海岸、竜宮伝承が残る縁結び・安産の神
[住所]大分県豊後高田市臼野7-10
[電話]0978-53-5253
粟嶋神社(あわしまじんじゃ)は、大分県豊後高田市にある神社。淡嶋神社の系列の一つ。国東半島の北東端、小林海岸の断崖に鎮座する。御朱印の有無は不明。
海に突き出た岩窟に社が設けられているという全国的にも珍しい神社。一説には邪馬台国の伝説も残るという。
江戸時代初期の寛永2年(1625年)に紀州加太神社(式内社名。現 淡嶋神社)を勧請して創建された。御祭神は小彦名命。
粟嶋様とも呼ばれ、もとは作物や家畜の病を癒す神とされていたが、いつしか縁結び、安産の神として信仰を集めるようになった。
旧暦3月3日が粟島様の祭典。この日は潮が一番引く日で、竜宮に続いている道が見えると言われている。また八大竜王を祀る猪群山へと続いているとも。
当地に住んでいた竹内彦祢(たけうちひこね)という老人が、見知らぬ娘と出会い、娘は、「月を眺めていたら身ごもったので神の子だと思う」と言い、助力を求た。
竹内彦祢は老人ということもあり、武内宿禰を連想してしまうが、老人の助力があって娘は玉のような男の子を産んだという。それが彦火火出見命だという。
『古事記』において、竜宮(のようなところ)に行くことになる山幸彦は、ニニギとサクヤの子であり、サクヤによる火中出産を経て生まれた三兄弟の一人(『古事記』該当部分)。
当社に伝わる説話は、祭典の日、引き潮、竜宮という流れの中で、神の子としての山幸彦の奇異な出生譚が伝わったということか。
隣接する粟嶋公園(あわしま公園)は、縁結びを象徴するモニュメント「結(ゆい)」がある。
また、公園奥の海が見渡せる展望所には、ハート型南京錠「愛鍵」を掛けて愛を誓うモニュメント「縁(えにし)」があり、当社への祈願を含め、新たな恋愛成就スポットとなっている。
当社の側を走る国道213号は現在、恋叶ロード(こいかなろーど)の愛称で親しまれ、「恋人の聖地」に認定されている。
恋叶ロードを当社から南西方向に進むと、県内で唯一、水平線に沈む夕陽を見ることができ、「日本の夕陽百選」にも選定されている真玉海岸がある。
国東半島の北側付け根、宇佐市には同音異字の粟島神社があり、7月のみなと祭りで有名ではあるが、当社とは別の神社。
【ご利益】
縁結び、恋愛成就、安産、病気平癒

【関連記事】
・大分県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大分県に鎮座している神社の一覧
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粟嶋神社(あわしまじんじゃ)は、大分県豊後高田市にある神社。淡嶋神社の系列の一つ。国東半島の北東端、小林海岸の断崖に鎮座する。御朱印の有無は不明。
海に突き出た岩窟に社が設けられているという全国的にも珍しい神社。一説には邪馬台国の伝説も残るという。
江戸時代初期の寛永2年(1625年)に紀州加太神社(式内社名。現 淡嶋神社)を勧請して創建された。御祭神は小彦名命。
粟嶋様とも呼ばれ、もとは作物や家畜の病を癒す神とされていたが、いつしか縁結び、安産の神として信仰を集めるようになった。
旧暦3月3日が粟島様の祭典。この日は潮が一番引く日で、竜宮に続いている道が見えると言われている。また八大竜王を祀る猪群山へと続いているとも。
当地に住んでいた竹内彦祢(たけうちひこね)という老人が、見知らぬ娘と出会い、娘は、「月を眺めていたら身ごもったので神の子だと思う」と言い、助力を求た。
竹内彦祢は老人ということもあり、武内宿禰を連想してしまうが、老人の助力があって娘は玉のような男の子を産んだという。それが彦火火出見命だという。
『古事記』において、竜宮(のようなところ)に行くことになる山幸彦は、ニニギとサクヤの子であり、サクヤによる火中出産を経て生まれた三兄弟の一人(『古事記』該当部分)。
当社に伝わる説話は、祭典の日、引き潮、竜宮という流れの中で、神の子としての山幸彦の奇異な出生譚が伝わったということか。
隣接する粟嶋公園(あわしま公園)は、縁結びを象徴するモニュメント「結(ゆい)」がある。
また、公園奥の海が見渡せる展望所には、ハート型南京錠「愛鍵」を掛けて愛を誓うモニュメント「縁(えにし)」があり、当社への祈願を含め、新たな恋愛成就スポットとなっている。
当社の側を走る国道213号は現在、恋叶ロード(こいかなろーど)の愛称で親しまれ、「恋人の聖地」に認定されている。
恋叶ロードを当社から南西方向に進むと、県内で唯一、水平線に沈む夕陽を見ることができ、「日本の夕陽百選」にも選定されている真玉海岸がある。
国東半島の北側付け根、宇佐市には同音異字の粟島神社があり、7月のみなと祭りで有名ではあるが、当社とは別の神社。
【ご利益】
縁結び、恋愛成就、安産、病気平癒

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