犬山城の南に鎮座、犬山城主成瀬氏の初代から最後の藩主9代目までを祀る
犬山神社(愛知県犬山市犬山北古券12)
[住所]愛知県犬山市犬山北古券12
[電話]0568-61-5556

犬山神社(いぬやまじんじゃ)は、愛知県犬山市にある神社。現在は、針綱神社三光稲荷神社と同じく、犬山城の南の登城入り口近くにある。御朱印の有無は不明。

初代成瀬正成以降の歴代犬山城城主が御祭神。併せて戊辰戦争から太平洋戦争までの戦没者を祀る。もともとは犬山城内で、祖先の霊を祀るものであった。

成瀬正成は江戸時代初期の元和3年(1617年)に犬山城城主となり、寛永2年(1625年)に死去。そのため、祀られたのはそのすぐの地と考えられる。これが創祀。

その後、享保2年(1717年)、第4代成瀬正幸が犬山城内から現在の日本モンキーパーク付近にあたる相生山に移転し、相生の宮(相生社)として創建された。

明治16年(1883年)6月、平岩親吉の屋敷を移築したとされる犬山城の西御殿があった現在地に移転。現社号に改称する。

初代正成から成瀬正成・成瀬正虎・成瀬正親・正幸・成瀬正泰・成瀬正典・成瀬正壽・成瀬正住、そして最後の藩主である第9代成瀬正肥を御祭神とする。

昭和23年(1948年)、戊辰戦争から太平洋戦争までの戦没者を合祀した。

犬山城に点在する神社の中では、針綱神社、三光稲荷神社などが脚光を浴びる中で、当社は極めて地味な神社ではあるが、歴代犬山城主を祀る社という意味合いでは、犬山城とのゆかりはもっとも深く、犬山城参観とともにぜひ参拝したい神社である。

【ご利益】
地域・家内安全、子宝・子孫繁栄
犬山神社 - 犬山城の南に鎮座、犬山城主成瀬氏の初代から最後の藩主9代目までを祀る
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