元冦で風神の加護があった天草の女傑が鎌倉期に創建、11月に「本渡の市」
[住所]熊本県天草市諏訪町8-3
[電話]0969-22-3480

本渡諏訪神社(ほんどすわじんじゃ)は、熊本県天草市諏訪町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

鎌倉時代の文永11年(1274年)、弘安4年(1281年)の2度にわたる元冦の折、本渡城主であった天草大夫大蔵太子という女傑が、水軍を率いて出陣した。

その時諏訪大明神の御加護により風神が守ってくれたので、その神恩に感謝し、風鎮めで名高い信州諏訪の本社(現 諏訪大社)より御分霊を奉遷した。

弘安6年(1283年)に天草氏領土内の総鎮守として創建。御祭神は、健御名方神(たけみなかたのかみ)・八坂刀売神(やさかとめのかみ)・八幡大神(やはたおおかみ)。

商売の神様である恵比須神社や、参道や手水舎周辺の石畳には鶴や亀などの彫刻があり、これらに密かに自然に乗る、踏むなどすると、縁起がよいとされる。

境内には狛犬7基三対あまりがあり、その内の二対は「子抱き獅子」と「夫婦子供の五匹の獅子狛犬」で全国的にも珍しく、子授け、安産、育児、家内安全のご利益があると信仰される。

境内には樹齢約250年とされ、市文化財に指定されている御神木の蘇鉄や、春蘭が自生し、5月連休頃を中心に十三、四の花株に無数の蘭が咲き誇る。

11月上旬には「本渡の市」という例大祭が行われる。「本渡の市」開催期間中は、祭儀、境内では植木市・露天商街が設置される。

神幸祭もあり、その行列は、例祭当日にお下り、翌日にお上り。

その他、「市民文化祭ほんど」「天草郡市小中学校文化展」「天草四郎陣中旗特別公開展示」などの催し物や各種スポーツ競技大会など多くのイベントが開催される。

飛地境内社に八坂神社がある。7月20日過ぎの土・日曜日には夏祭りがあり、獅子舞が奉納され、日曜日午後からは神幸行列があって、多くの見物客で沿道が賑わう。

【ご利益】
諸願成就、子授かり、安産、子育て、厄災除け
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本渡諏訪神社の御朱印