平安時代に太宰府を勧請した山崎天神、イチハラヒロコの「恋みくじ」も
[住所]熊本県熊本市中央区桜町1-18
[電話]096-325-3474

山崎菅原神社(やまさきすがわらじんじゃ)は、熊本県熊本市中央区にある神社。菅原道真を祀る天神・天満宮。山崎地区(現在の慶徳校区にほぼ相当する区域)の氏神。参拝すれば、御朱印を頂ける。

平安時代の延久2年(1070年)3月のある夜、菊池氏初代菊池則隆の霊夢に菅原道眞公が現れ、託宣によって筑前国太宰府安楽寺天満宮(現 太宰府天満宮)を肥後国詫磨郡白川のほとり南領森本に勧請された。

菅原山天満宮と号された、やがて山崎村近辺の田畑を寄進され、その地に遷座した。江戸時代の地図には現在地よりやや西、現在の桜橋南岸附近に鎮座していたことが分かる。また、地図には天神丁や山崎天神丁といった町名も記されている。

当社は肥後熊本藩の細川氏初代藩主細川忠利の尊崇も篤く、社頭の額並びに神前の松が寄進され、外塀も修復された。安永8年(1779年)には6代藩主細川重賢により再興された。

また、幕末の国学者として知られる林桜園は、1日も欠かすことなく当社を参拝していたと伝えられている。つまり、新開大神宮別所琴平神社近津鹿島神社鐙田杵築神社などとともに、当社も林桜園の崇敬社の一社。

明治に入り、社号を菅原神社と称した。明治10年(1877年)の西南戦争に際し、社殿はことごとく焼失。その後、熊本鎮台開設の際に境内地を収用され、明治12年(1879年)に山崎新道に遷座した。

この頃より氏子崇敬者から現社号または山崎天神と称されるようになった。明治25年(1892年)には山崎町新市街に、大正4年(1915年)には天神町、つまり現在地に遷座した。

現在の社殿は明治43年(1910年)に造営され、昭和16年(1941年)に拝殿が増築された。昭和20年(1945年)の熊本大空襲では奇跡的に焼失を免れた。

例祭は10月25日。イチハラヒロコの「恋みくじ」がある。単なる吉凶が書かれたものではなく、ストレートな神様からのメッセージを受け取れると好評。

境内末社に三城稲荷神社がある。例祭は1月25日で、初午祭が2月初午の日。

【ご利益】
学業・受験合格、良縁・縁結び
山崎菅原神社 - 平安時代に太宰府を勧請した山崎天神、イチハラヒロコの「恋みくじ」も
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山崎菅原神社の御朱印