鎌倉初期に阿蘇を勧請、境内に戦国期に生目神社を勧請した生目八幡宮
[住所]熊本県玉名郡南関町関東958
[電話]0968-53-0625

大津山阿蘇神社(おおつやまあそじんじゃ)は、熊本県玉名郡南関町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

鎌倉時代初期の正治元年(1199)、阿蘇国一宮阿蘇神社の一宮と二宮の2柱を勧請して創建。御祭神は建磐龍神・阿蘇都媛神。

当初は、現在の南関第一小学校の椋の木の所に鎮座したといわれ、現在でもその地を「下つ宮」と称している。

その後、南北朝時代、大津山氏が当地方の領主となり入国し、大津山城主も阿蘇の神々を崇敬、応永2年(1395年)に3代城主大津山経稜が、関町葉山、現在の温泉施設「うから館」の地に改築した。

さらに、5代城主大津山資秋が、朝夕参拝に不便なため、現在地の大津山、別名つららが岳に社殿を移したという。以降、大津山大明神などと呼ばれる。

境内社に大津山生目八幡宮がある。戦国時代の天正9年(1581年)に7代城主大津山資冬が日向国の生目神社を勧請したという。

当社の境内社では、御祭神は藤原景清のみ、平景清として奉斎している。目の神様として知られる。

前年の天正8年(1580年)、久留米の高麗台での戦で、資冬の侍大将福山出雲の家臣金丸五兵衛は左目に矢を受けながらも突破口を開き、武功をあげた。その全快を願った上での勧請だったという。

例祭は11月29日。神楽、巫女舞が奉納される。5月3日が大津山生目八幡宮大祭で、神楽・抜刀術・日舞などの奉納があり、茶の湯の奉茶、福もち投げなどが盛大に執行される。

境内には、さくらの木が約500本あり、4月上旬に満開となって見頃を迎える。また、つつじの木が約2000本あり、4月下旬に満開を迎え、春のこの時期、多くの参拝客で賑わう。
 
【ご利益】
夫婦和合、家内安全、眼病平癒(公式HP
大津山阿蘇神社 - 鎌倉初期に阿蘇を勧請、境内に戦国期に生目神社を勧請した生目八幡宮
【関連記事】
熊本県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、熊本県に鎮座している神社の一覧
大津山阿蘇神社の御朱印