推古朝に出雲大社を勧請、菊池氏・細川氏の崇拝、林桜園の崇敬社の一つ
鐙田杵築神社(熊本県熊本市北区植木町鐙田525)
[住所]熊本県熊本市北区植木町鐙田525
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鐙田杵築神社(あぶみだきつきじんじゃ)は、熊本県熊本市北区にある神社。近代社格では村社。大分県の杵築とは関係なく、杵築大社、つまり島根県の出雲大社の系列。御朱印の有無は不明。

単に杵築神社とも、杵築宮とも。主祭神が大国主命天照皇大神素盞鳴神稲田姫神天穂日神天児屋根神を配祀する。

第33代推古天皇2年(594年)、領主男澤大膳に神託があり、出雲国出雲大社より分霊を勧請し、村の氏神として創祀したと伝わる。

他に、平安時代末期の仁平2年(1152年)に建立、南北朝時代の天授年間(1375年-1381年)に建立などの説もある。

菊池氏、細川氏をはじめ深い尊崇を受けてきた。明治維新において活躍した肥後勤皇党や、神風連の変を起こした敬神党に大きな影響を与えた林桜園が、篤く崇拝した神社の一社。

林桜園の影響下にある敬神党(新風連)の志士たちもまた、師同様に深い信仰を注いだ。桜園崇敬社は他に、新開大神宮近津鹿島神社別所琴平神社山崎菅原神社などがある。

例祭は11月15日。境内には猿田彦大神石碑がある。

【ご利益】
諸願成就、開運招福、縁結び、夫婦和合
鐙田杵築神社 - 推古朝に出雲大社を勧請、菊池氏・細川氏の崇拝、林桜園の崇敬社の一つ
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