南北朝期に菊池氏により勧請・創建された小木大明神、大クスに夫婦杉
小木阿蘇神社(熊本県熊本市城南町藤山1859)
[住所]熊本県熊本市城南町藤山1859
[電話]0964-28-2147

小木阿蘇神社(おぎあそじんじゃ)は、熊本県熊本市城南町にある神社。近代社格では郷社。小木社とも呼ばれる。御朱印の有無は不明。

御祭神は一宮が阿蘇大神で健磐龍命、二宮が八幡大神で応神天皇、三宮が甲佐大神八井耳玉命

南北朝時代の延元4年(1339年)、肥後国守護菊池武光により勧請、という説と、興国元年(1340年)に菊池武光の子武政が勧請したという説がある。菊池家代々の篤い崇拝を受けた。

小木大明神あるいは小木宮と称し、豊田庄の鎮守として氏子の崇敬を集め、50町歩という広大な社領を有した。

天正年間(1573年-1593年)、キリシタン大名である小西行長により焼失される。その後再建。寛文6年(1666年)、氏子が相図り、清浄の地を卜して現在地に遷宮した。

菊地家はもとより、加藤家・阿蘇家・細川家の庇護を受けた。明治元年(1868年)に現社号に改称。明治15年(1882年)、郷社に列した。例祭は10月19日。

境内には町の天然記念物に指定されている楠(クス)がある。推定樹齢約400年、高さ約26メートル、根回り約9メートルという巨木。

また夫婦杉(しあわせすぎ)がある。樹齢150年。手を触れて霊気を拝戴できる。

【ご利益】
地域・家内安全、夫婦和合
小木阿蘇神社 - 南北朝期に菊池氏により勧請・創建された小木大明神、大クスに夫婦杉
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