熊本玉名、900年の歴史ある流鏑馬、道真の遺骨が伝わる「太宰府第一分霊社」
[住所]熊本県玉名市津留499
[電話]0968-57-8234

梅林天満宮(ばいりんてんまんぐう)は、熊本県玉名市にある神社。近代社格では村社。菅原道真公を祀る天神・天満宮。御朱印の有無は不明。

承平6年(936年)、創建間もない太宰府天満宮から勧請されたと伝える。地元では「菅原道真公の遺骨の一部が梅林に伝えられた」と言い伝えられている。

全国に1万2000社あるといわれている天満宮、その半分以上は太宰府天満宮からの勧請となるが、その中でも当宮は太宰府天満宮第一分霊社として最古の神社とされる。

延宝7年(1079年)10月に大修理を行ったという記録が確認できるという。

古くは肥後国梅林山安楽寺天満宮と称され、現在の安楽寺上村の地に建立されたが、永禄4年(1561年)に焼失。その後、現在地に移転した。

毎年11月25日には秋季大祭が開催され、流鏑馬が奉納される。長さ400メートルの馬場に3カ所、的が立てられ、武士の衣装をまとった乗手(のって)が次々に矢を放つ。

全部で9本の矢を射る神事が行われるが、その矢を拾うと縁起が良いとされている。承保元年(1074年)に行われていたという記録が残り、現在は県の無形民俗文化財に指定されている。

祭りは、当宮の氏子である津留・安楽寺・下の3地区の輪番で行われる。現在も大祭には太宰府天満宮から神職と巫女が派遣され、巫女舞などが奉納される。

平成15年(2003年)にはいずれも江戸時代後期の建築である本殿、拝殿、楼門、鳥居が国の登録有形文化財に登録された。

【ご利益】
学業・受験合格、病気平癒、身体壮健
梅林天満宮 - 熊本玉名、900年の歴史ある流鏑馬、道真の遺骨が伝わる「太宰府第一分霊社」
【関連記事】
熊本県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、熊本県に鎮座している神社の一覧