奈良期創建の春日・八幡・住吉を祀る三宮大明神、10月に獅子舞や流鏑馬など
[住所]熊本県宇土市神馬町577
[電話]0964-22-1824

西岡神宮(にしおかじんぐう)は、熊本県宇土市神馬町にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける(参考:神宮号とは?)。

社伝によれば、和銅6年(713年)、元明天皇の勅願により宇土地域の総鎮護として中原(壇原)に創建された。その際の神石、つまり磐座が今も境内で奉斎されている。

はじめは春日大神と住吉大神の勧請であったが、承久3年(1048年)、関白藤原道隆により八幡宮を合わせて祀ったので、三宮大明神と称することとなり、現在でも三宮さんの名で親しまれている。

御祭神は、一之宮が春日大神で天児屋根命、二之宮が八幡大神で誉田別尊、三之宮が住吉大神で住吉三神、つまり中筒男命表筒男命底筒男命

中世には菊池氏、宇土氏、名和氏ら代々の領主の尊崇を受けたが、天正16年(1588年)に小西行長の社殿焼き討ちにあい、御神体はしばらく山中に隠し祀られた。

慶長6年(1601年)、加藤清正により、現在地に再興され、後の肥後熊本藩主細川氏代々の崇拝、保護を受け現在に至る。

例祭は10月19日。10月18日が前夜祭。当日には、神幸行列・牡丹花車・御獅子舞・馬追い・流鏑馬神事などがある。獅子舞は200年以上の歴史があり、県の無形文化財に指定されている。

境内社として、東之相殿には別雷神などが、西之相殿には武甕槌命などが祀られ、稚児宮(少彦名神)、祖霊社(大国主命)がある。

【ご利益】
厄災除け、交通安全、学業・受験合格、交渉成功(公式HP
西岡神宮 - 奈良期創建の春日・八幡・住吉を祀る三宮大明神、10月に獅子舞や流鏑馬など
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西岡神宮の御朱印