平重盛の創建、室町期の鮮やかな朱色の楼門が重文、10月には流鏑馬と神楽
[住所]熊本県熊本市南区富合町木原2378
[電話]096-357-4127
六殿神社(ろくでんじんじゃ)は、熊本県熊本市南区富合町にある神社。近代社格では郷社。木原不動として知られる長寿寺と同じく、雁回山(木原山)にある。参拝すれば、御朱印を頂ける。
治承2年(1178年)、平清盛の子である平重盛が、自身の祈願所であった武蔵国の六孫王大権現を勧請したことにはじまる。
六孫王神社は京都にあるが、武蔵国で六孫王源経基とゆかりがあるのは東山藤稲荷神社か。現在の御祭神にも稲荷神が連なる。どちらにしろ、なぜ重盛が六孫王を奉斎するのかは不明。
また、木原山に城を築いた鎮西八郎源為朝の創建という説、さらには、平安末期に当地を治めていた木原氏の創建という説もある。
御祭神は、阿蘇大明神・天照皇大神・埴安姫神・諏訪大明神・氷川大明神・稲荷大明神。阿蘇大明神は阿蘇神社の御祭神である健磐龍命か、それを中心とする複数の神々か。例祭は10月9日。
この大祭には、古式豊かな神楽と流鏑馬が奉納される。神楽は肥後神楽の一つで木原神楽とも呼ばれ、式神楽・三座神楽・新榊の舞・剣弓の舞・二剣の舞ほか7番の十二座が舞われる。
楼門が国の重要文化財に指定されている。室町時代、天文18年(1549年)、名和顕忠により建立された。三間一戸の入母屋造り、茅葺き、重層の門である。飛騨の番匠甚五左エ門の作とされる。
別名「釘無しの門」。木部は前面に丹塗され、鮮やかな朱色が際立つ、繊細で華麗な木割と、彫刻類の優美な装飾で知られる。県下の建造物としては最も早く重文の指定を受けた。
昭和61年(1986年)には昭和天皇在位60周年を記念し、参道入口に大鳥居が建立された。
境内社として、子授け安産母性の守り神である宿大神、菅原神社(菅原道真公)、医療の神である鉾神社、創建以来初代より第3代までの大宮司を祀る中王宮、伊津野、佐藤姓の祖神を祀る代官宮、平重盛命、父平清盛命を祀る大王宮がある。
【ご利益】
家内安全、開運招福、厄災除け、商売繁盛

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六殿神社(ろくでんじんじゃ)は、熊本県熊本市南区富合町にある神社。近代社格では郷社。木原不動として知られる長寿寺と同じく、雁回山(木原山)にある。参拝すれば、御朱印を頂ける。
治承2年(1178年)、平清盛の子である平重盛が、自身の祈願所であった武蔵国の六孫王大権現を勧請したことにはじまる。
六孫王神社は京都にあるが、武蔵国で六孫王源経基とゆかりがあるのは東山藤稲荷神社か。現在の御祭神にも稲荷神が連なる。どちらにしろ、なぜ重盛が六孫王を奉斎するのかは不明。
また、木原山に城を築いた鎮西八郎源為朝の創建という説、さらには、平安末期に当地を治めていた木原氏の創建という説もある。
御祭神は、阿蘇大明神・天照皇大神・埴安姫神・諏訪大明神・氷川大明神・稲荷大明神。阿蘇大明神は阿蘇神社の御祭神である健磐龍命か、それを中心とする複数の神々か。例祭は10月9日。
この大祭には、古式豊かな神楽と流鏑馬が奉納される。神楽は肥後神楽の一つで木原神楽とも呼ばれ、式神楽・三座神楽・新榊の舞・剣弓の舞・二剣の舞ほか7番の十二座が舞われる。
楼門が国の重要文化財に指定されている。室町時代、天文18年(1549年)、名和顕忠により建立された。三間一戸の入母屋造り、茅葺き、重層の門である。飛騨の番匠甚五左エ門の作とされる。
別名「釘無しの門」。木部は前面に丹塗され、鮮やかな朱色が際立つ、繊細で華麗な木割と、彫刻類の優美な装飾で知られる。県下の建造物としては最も早く重文の指定を受けた。
昭和61年(1986年)には昭和天皇在位60周年を記念し、参道入口に大鳥居が建立された。
境内社として、子授け安産母性の守り神である宿大神、菅原神社(菅原道真公)、医療の神である鉾神社、創建以来初代より第3代までの大宮司を祀る中王宮、伊津野、佐藤姓の祖神を祀る代官宮、平重盛命、父平清盛命を祀る大王宮がある。
【ご利益】
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