熊本市、江戸中期に讃岐を勧請した瑞応山善光寺の鎮守、林桜園の崇敬社
[住所]熊本県熊本市中央区琴平本町12−27
[電話]096-366-7963

別所琴平神社(べっしょことひらじんじゃ)は、熊本県熊本市中央区琴平本町にある神社。近代社格では村社。単に琴平神社とも、あるいは別所宮とも呼ばれることも多い。通称は「別所のこんぴらさん」。参拝すれば、御朱印を頂ける。

主祭神は大物主大神で、大国主神の幸魂・奇魂とされる。少彦名神大山津見神金山彦神・崇徳天皇・大己貴大神を配祀する。

鎌倉時代に建立された瑞応山善光寺の鎮守・金比羅大権現として、江戸時代中期の正徳年間(1711年-1716年)に、讃岐国金刀比羅宮より御分霊を勧請、創建される。

熊本藩主細川家により社殿が造営され、境内も拡張された。古くから「一に清正公、二に高橋稲荷、三が別所のこんぴらさん」といわれる。

新開大神宮近津鹿島神社山崎菅原神社鐙田杵築神社などとともに、幕末の思想家林桜園及び門弟が尊崇した神社のうちの一社で、桜園は下記の和歌を詠んでいる。
かしこきや 神の社の いふたすき かけてそ祈る 弘きちかひを
雪のころ 朝の風に 花ふりて 春雨白き 神のには哉
境内には、天満宮(御祭神:菅原道真公)の他、、猿田彦大神之石碑があり、猿田彦大神を「火の神」として奉斎している。また相撲の神として、毎年奉納相撲が行われる。

例祭は10月10日。8月31日に千燈明祭がある。1月10日が初こんぴらさま。

【ご利益】
水難除け、海上・交通安全、家内安全
別所琴平神社 - 熊本市、江戸中期に讃岐を勧請した瑞応山善光寺の鎮守、林桜園の崇敬社
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別所琴平神社の御朱印