熊本市北区、白川対岸の弓削神社と対、逢瀬を楽しむ男神を祀る弓削法皇社
上弓削神社(熊本県熊本市北区龍田町弓削489)
[住所]熊本県熊本市北区龍田町弓削489
[電話]096-382-5501 - 弓削神社

上弓削神社(かみゆげじんじゃ)は、熊本県熊本市北区龍田町にある神社。御朱印の有無は不明。近代社格では村社。

白川対岸の弓削神社とともに弓削神社と総称される場合もあり、また弓削法皇社とも呼ばれる。

近世には法皇宮や法皇社と称された。時期不明ながら、若杉某という者が御神体を守護して勧請したのに創まるという。

孝謙天皇(女帝、女神)を祀るが、白川の対岸、龍田町弓削の弓削神社が女神であるのに対し、道鏡を祀るとの説もあった。

また、夜ごとに男神が飛び石を伝って対岸の女神(弓削神社)の許へ通い逢瀬を楽しんでいたとも伝える。

最近は浮気封じのご利益を求めて、絵馬に釘を打ち奉納する人も多いという。近世の祭日は9月25日、現在は10月15日。

古く毎年正月15日(小正月)に15歳未満の村の童子が境内の杉の枝を歳の数だけ手に挟む風習があり、また神社近くの河畔に袖振石と手掛石という御神石があり、村の娘が嫁ぐ夜になると、この両石が大層湿ったという。

なお、川を挟んで二座の弓削神社が鎮座する形式は、当社以外にも大阪府八尾市の弓削町東弓削の弓削神社(長瀬川)、福岡県久留米市の弓削神社(筑後川)などがあるが、関連は不明。

【ご利益】
五穀豊穣、夫婦円満、子授け
上弓削神社 熊本県熊本市北区龍田町
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