明治期に伊勢神宮を勧請して奉斎、熊本地震で熊本城の一部倒壊を受け損壊
[住所]熊本県熊本市本丸3-5
[電話]096-352-0422

熊本大神宮(くまもとだいじんぐう)は、熊本県熊本市にある神社。伊勢の神宮(伊勢神宮)の天照皇大神豊受大神を勧請して祀る。例祭は10月17日。参拝すれば、御朱印を頂ける。

明治3年(1876年)、天皇に神格を与え、神道を国教と定めて、日本を祭政一致の国家とする国家方針を示した大教宣布の詔が発布された。

それを受け、明治9年(1882年)に神宮教院(後の神道神宮派、つまり神宮教)の熊本本部として伊勢神宮の神璽を迎えて熊本城内に鎮座した。

しかし、西南戦争により明治10年(1883年)2月に熊本城とともに焼失したため、明治11年(1884年)、手取本町(現在のびぷれす熊日会館及びホテル日航熊本の東側一帯)に神明造の殿舎を建てた。

また、大講堂や学生寮なども併設して神宮大麻や神宮暦の頒布とともに青年の教導を担った。

その後、明治21年(1888年)に鷹匠町(現 下通付近)に移転、明治32年(1899年)9月に神宮教が神宮奉斎会へ解組、改称されるにともない神宮奉斎会熊本本部となり、県下の神宮大麻や神宮暦の頒布を専権した。

大正15年(1926年)には現在地に神殿、拝殿などを新設して翌昭和2年(1927年)1月24日に遷座した。

昭和20年(1945年)12月に神道指令を受けて神宮奉斎会が解散すると、昭和21年(1946年)6月に神社として再発足する。

平成28年(2016年)4月に発生した熊本地震により、熊本城の東十八間櫓と北十八間櫓が倒壊し、神社の建物の屋根を突き破る被害が発生した。幸い、けが人はなかった。

境内社に恵比寿社がある。南隣には熊本城稲荷神社がある。

【ご利益】
開運招福
熊本大神宮 - 明治期に伊勢神宮を勧請して奉斎、熊本地震で熊本城の一部倒壊を受け損壊
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