鎌倉期の創建、大友氏館の裏鬼門、7月大祭でチキリン巡行など
[住所]大分県大分市上野町10-28
[電話]097-543-5738

若宮八幡社(わかみやはちまんしゃ)は、大分県大分市上野町にある神社。近代社格では県社。上野ケ丘中学校の東に鎮座する。若宮様とも呼ばれる。御朱印の有無は不明。

御祭神は帯中津比古命品陀和気命息長帯比賣命大雀命

鎌倉時代の建久7年(1196年)に大友能直が守護として入国した際、鎌倉の鶴岡八幡宮の御神霊を迎えてこの地の守護神としたのが発祥という。

当初は古河津留(現 岩田町周辺)に建立されたが、大分川に近く、水害に遭ったため、建仁元年(1201年)に現在地の東側に遷座した。

中世の大友氏館から見て南西、いわゆる裏鬼門に位置しており、大友氏の崇敬を得、それ以降も代々府内の鎮守として崇敬された。

明治14年(1881年)には社地を現在地近くに移し、さらに大正10年(1921年)に現在地に遷宮した。平成15年(2003年)、幹線道路工事にともない、社殿を境内地西側に移築・新築した。

例祭は7月15日で、夏季大祭。前日の14日が宵宮で、大分独特のチキリンばやしによるチキリン大会、チキリン巡行がある。

15日当日は、八百年祭を期に復興した神輿が町内を練り歩き、夕刻には、岩戸神楽(羽田神楽)などが奉納され、夜店も並び家族連れなどで賑わう。

境内には、大友神社、楢神社、天満社、多賀神社、錦天満社、蛭子社がある。

【ご利益】
厄災除け、安産・子育て、諸願成就
若宮八幡社(大分市) - 鎌倉期の創建、大友氏館の裏鬼門、7月大祭でチキリン巡行など
【関連記事】
大分県の旧県社 | 府県社とは? - 旧県社(縣社)・旧府社、その都道府県の中で有力な神社
大分県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大分県に鎮座している神社の一覧