仲哀天皇の熊襲征伐に社号由来、北九州市の八幡地名の起源、枝光祇園山笠
[住所]福岡県北九州市八幡東区諏訪2-1-5
[電話]093-661-4491
枝光八幡宮(えだみつはちまんぐう)は、福岡県北九州市八幡東区にある神社。近代社格では県社。枝光八幡神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。
「枝光」の地名の由来は第14代仲哀天皇が熊襲征伐の折、地元の豪族である熊鰐が真榊の枝に剣・玉・鏡の3種の宝物を下げて迎えた、「枝三つ」から転じたものだという。
建久年間(1190年-1199年)、筑前の宇都宮氏(麻生氏)の祖である宇都宮重業が、生国の下野宇都宮から氏神の八幡神を勧請し、居城である花尾城の鬼門にあたる宮田山に祀ったのに始まる。
御祭神は、八幡神として神功皇后・応神天皇、比売大神、須佐之男命、建御名方神を祀る。後述のように、須佐之男命が祇園祭、建御名方神が鎮座地名に由来している。
以来麻生荘の鎮守神として麻生氏より篤い崇敬を受けたが、麻生氏の衰亡とともに衰微した。
慶長年間(1596年-1615年)に入ると社領を没収されたが、寛永4年(1627年)に現在の諏訪山の地に遷座し祭祀を続けた。
明治となり、当初は村社に定められた。明治22年(1889年)に枝光村・尾倉村・大蔵村の3村が合併することになった。
3村の鎮守神がそれぞれ枝光村の当宮・尾倉村の豊山八幡神社・大蔵村の乳山八幡神社といずれも八幡だったため、八幡村と名付けられた。
後に八幡村は、八幡町・八幡市・八幡区と変遷し、現在でも八幡東区としてその名前は残っている。近くにあった八幡製鐵所の名称の起源とも言える。
大正7年(1918年)には諏訪山の地にあった諏訪神社を合祀。現在の地名の諏訪はこれに由来する。大正15年(1926年)、県社に昇格。
現在の社殿は大正7年(1918年)に建立されたもので、平成6年(1994年)秋には創建800年祭が行なわれた。
例祭は10月20日・21日。7月には祇園祭、枝光祇園(枝光祇園山笠)が開催される。起源は不明だが、明治25年(1892年)に、戸畑大山笠でおなじみの幟大山笠の幕を新調したという記録が残る。
資料としては、明治・大正時代は幟大山笠、戦後からは人形山笠となったようで、現在は、白川町山笠・枝光本町山笠の2山笠、数日日程の異なる枝光第一地区山笠の1山笠がある。
7月31日の夏越大祓祭に合わせて、現在は枝光夏祭り、あるいは枝光町おこしふるさと夏祭りと称して、各種芸能、お楽しみ抽選会、バザー、フリーマーケットなどが行われる。。
1月成人の日にはどんど焼き祭がある。
【ご利益】
厄災除け、病魔退散、身体壮健、諸願成就
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枝光八幡宮(えだみつはちまんぐう)は、福岡県北九州市八幡東区にある神社。近代社格では県社。枝光八幡神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。
「枝光」の地名の由来は第14代仲哀天皇が熊襲征伐の折、地元の豪族である熊鰐が真榊の枝に剣・玉・鏡の3種の宝物を下げて迎えた、「枝三つ」から転じたものだという。
建久年間(1190年-1199年)、筑前の宇都宮氏(麻生氏)の祖である宇都宮重業が、生国の下野宇都宮から氏神の八幡神を勧請し、居城である花尾城の鬼門にあたる宮田山に祀ったのに始まる。
御祭神は、八幡神として神功皇后・応神天皇、比売大神、須佐之男命、建御名方神を祀る。後述のように、須佐之男命が祇園祭、建御名方神が鎮座地名に由来している。
以来麻生荘の鎮守神として麻生氏より篤い崇敬を受けたが、麻生氏の衰亡とともに衰微した。
慶長年間(1596年-1615年)に入ると社領を没収されたが、寛永4年(1627年)に現在の諏訪山の地に遷座し祭祀を続けた。
明治となり、当初は村社に定められた。明治22年(1889年)に枝光村・尾倉村・大蔵村の3村が合併することになった。
3村の鎮守神がそれぞれ枝光村の当宮・尾倉村の豊山八幡神社・大蔵村の乳山八幡神社といずれも八幡だったため、八幡村と名付けられた。
後に八幡村は、八幡町・八幡市・八幡区と変遷し、現在でも八幡東区としてその名前は残っている。近くにあった八幡製鐵所の名称の起源とも言える。
大正7年(1918年)には諏訪山の地にあった諏訪神社を合祀。現在の地名の諏訪はこれに由来する。大正15年(1926年)、県社に昇格。
現在の社殿は大正7年(1918年)に建立されたもので、平成6年(1994年)秋には創建800年祭が行なわれた。
例祭は10月20日・21日。7月には祇園祭、枝光祇園(枝光祇園山笠)が開催される。起源は不明だが、明治25年(1892年)に、戸畑大山笠でおなじみの幟大山笠の幕を新調したという記録が残る。
資料としては、明治・大正時代は幟大山笠、戦後からは人形山笠となったようで、現在は、白川町山笠・枝光本町山笠の2山笠、数日日程の異なる枝光第一地区山笠の1山笠がある。
7月31日の夏越大祓祭に合わせて、現在は枝光夏祭り、あるいは枝光町おこしふるさと夏祭りと称して、各種芸能、お楽しみ抽選会、バザー、フリーマーケットなどが行われる。。
1月成人の日にはどんど焼き祭がある。
【ご利益】
厄災除け、病魔退散、身体壮健、諸願成就
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