浜の宮と呼ばれる天神、例年2月にしいだ梅祭り、豊前神楽奉納
[住所]福岡県築上郡築上町高塚794-2
[電話]0930-56-0238

綱敷天満宮(つなしきてんまんぐう)は、福岡県築上郡築上町にある神社。近代社格では県社菅原道真を祀る天神・天満宮である。例祭は9月25日。参拝すれば、御朱印を頂ける。

左遷された道真が大宰府に赴任する途中、嵐に遭遇し、この浜にたどり着いたとされている。この時、漁船の網の綱を敷いて休んでもらった。

道真はここでしばらく休養して筑紫に向かった。道真薨去後、天暦9年(955年)に神託があり、国府の命令により社殿が造営され、故事に基づき、社号が定まった。

寛永14年(1637年)、豊前小倉藩初代藩主小笠原忠真、豊後日出藩初代藩主木下延俊により現在の社殿が造営されたという。

貝原益軒や、松尾芭蕉の門人十哲の一人である各務支考などをはじめ多くの知名人も参拝しており、昔から美しい砂浜を読んだ句や文献が知られている。

地元では浜の宮(はまのみや、はまみや)と呼ばれ、年末年始は初詣客で賑わう。また、当地より西方にある太宰府天満宮に対して、東の太宰府とも呼ばれ、近隣では梅の名所として知られている。

社殿の周辺には約1000本の梅が植えてあり、2月中旬から3月上旬にかけて紅梅・白梅が咲き誇る。例年2月25日ごろに梅祭大祭(しいだ梅祭り)が催され、出店も賑わう。

境内では、国の重要無形民俗文化財である豊前神楽の一つ山内神楽の湯立て神楽なども奉納される。

周辺には町営の体育館やグラウンドを揃えたスポーツ施設がある。すぐ隣は周防灘で浜の宮海水浴場があり、周辺は筑豊県立自然公園に指定され、現在は観光地として海岸沿いは整備されている。

【ご利益】
学業・受験合格、病気平癒、諸願成就、リフレッシュ
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綱敷天満宮(築上町)の御朱印