姫路藩酒井家に縁のある酒井正親と姫路藩酒井家歴代藩主を奉斎
[住所]兵庫県姫路市本町83
[電話]079-222-6426

姫路神社(姫路市)(ひめじじんじゃ)は、兵庫県姫路市本町にある神社。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。オリジナルの御朱印帳がある。

御祭神は、姫路藩の後半を統治した酒井家に縁のある酒井正親と姫路藩酒井家歴代藩主。

姫路城のある姫山公園に立地し、天守閣からは鬼門である艮の方角に当たるが、当社は明治に入ってから創建されたため、方位守護を藩政当時から企図していたわけではない。

明治4年7月14日(1871年8月29日)の廃藩置県に伴い、10代120年あまりにわたって姫路藩を治めてきた酒井家は、東京へ移住することとなった。

旧藩臣・旧領民らは酒井家への思慕の念から明治12年(1879年)1月、酒井家遠祖の新田義貞の裔、酒井正親を祀る神社を神東郡姫路本町50・51・52番地に創建。

これが当社の創始。明治17年(1884年)には県社に列せられた。

旧社域は民家に隣接し、狭隘だったため、大正14年(1925年)11月、現在地に当たる姫路城内の官有地1974坪余を大蔵省から買い受け、社殿を新築、昭和2年(1927年)6月に遷座した。

現在、姫路城の近くには、射楯兵主神社兵庫縣姫路護國神社がある。

昭和32年(1957年)、姫路市内商工人の奉賛により、藩の財政再建・経済発展に尽力した同藩家老、河合道臣(寸翁)を祀る寸翁神社が境内社として創建された。鳥居の横には寸翁の胸像がある。

昭和36年(1961年)10月には酒井家歴代藩主を合祀している。

大正14年には倉稲魂大神を祀る岩倉稲荷神社(姫路市坊主町)を境内地に遷座。2月3日に追儺式が斎行される。寸翁神社とともに、本殿の西側に鎮座する。

初詣の参拝客も多く、境内には桜が多く、春には花見客でも賑わう。神前結婚式も取り扱っている。

【ご利益】
文武両道、子孫繁栄、商売繁盛
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姫路神社(姫路市)の御朱印