犬山祭が有名な犬山城守護・尾張五社、織田信康の手彫り狛犬が伝わる安産の神
[住所]愛知県犬山市犬山北古券65-1
[電話]0568-61-0180
針綱神社(はりつなじんじゃ)は、愛知県犬山市にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。犬山祭の車山をモチーフとした、オリジナルの御朱印帳がある。
『延喜式神名帳』にある「針綱神社(尾張国・丹羽郡)」に比定される式内社(小社)。尾張五社の一社で、近代社格では県社。
東海鎮護、水産拓殖、五穀豊饒、厄除、安産、長命の神として、濃尾の総鎮守とされる。犬山城の守護神でもあり、三光稲荷神社、犬山神社と同じく犬山城の南の登城入り口近くにある。
御祭神は尾治針名根連命。天火明命の子孫で、尾綱根命の子であり、尾張氏一族である。
玉姫命・菊理姫命・建筒草命・建稲種命・尻調根命・大荒田命・伊邪那岐命・大己貴命・建多乎利命・尾綱根命をも祀る。
創立年は不明。従一位針綱明神または正一位針綱明神とある。文治2年(1186年)の『尾張国内神名帳』には「針綱名神」とある。
もともとの鎮座地は、現在の犬山城天守閣付近であったが、天文6年(1537年)、織田信康により、白山平(現在の日本モンキーパーク、成田山名古屋別院大聖寺などがある山)に移転する。
同年、信康が自ら手彫りの狛犬一対を奉納して安産を祈願。以来、戌の日に安産祈願すると良いとされ、現在でも安産、子授けにご利益がある。
この狛犬は、文明元年(1469年)に犬山に木ノ下城を居城として築いたほか、現在の犬山城付近に砦を築き、犬山城の原型を築いた織田広近をモデルとしているとされる。
慶長11年(1606年)、犬山城城主小笠原吉次により、犬山城城下町の名栗町に移転する。「白山妙理権現」「白山針綱大神宮」とも称される。
寛永12年(1635年)、祭礼に際し、城下町の下本町、魚屋町からの練り物が出される。寛永18年(1641年)には下本町が馬の塔を車山に変えて人形からくりを奉納し、これが犬山祭の原型となる。
慶安2年(1649年)、犬山城城主成瀬正虎により車山や練り物を奨励したため、当社祭礼はさらに盛んになったという。江戸時代には歴代犬山城城主の祈願所となり、庶民の信仰を集めた。
明治時代になると村社に列格し、明治8年(1876年)には郷社となる。明治15年(1882年)に現在地に移転し、県社に昇格した。
例祭は4月第1土・日曜日で犬山祭。もとは旧暦8月28日に行われていたが、明治以降4月斎行となった。「犬山祭の車山行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
「車山」とは他地域の祭における山車のことで、他では2層が多いが、犬山では3層の構造となっているのが特徴。
これは「犬山型」とも呼ばれ、下層がお囃子所、最上層にはからくりが置かれ、中層は「中山」と呼ばれて最上層のからくりを動かす層となっている。
境内社には、神明社・市神社・琴平社・秋葉社・山神社・杉木霊社・造酒社・大國社・稻荷社・小栗社・御饌社・染甫社・鍛冶社・熱田社・天神社・猿田彦社・愛宕社・八幡社・御建宮社がある。
【ご利益】
安産、子授け、八方除、厄除、長寿の神(公式HP)

【関連記事】
・尾張五社 - 熱田神宮・尾張大國霊神社・津島神社・針綱神社・千代保稲荷神社の五社
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針綱神社(はりつなじんじゃ)は、愛知県犬山市にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。犬山祭の車山をモチーフとした、オリジナルの御朱印帳がある。
『延喜式神名帳』にある「針綱神社(尾張国・丹羽郡)」に比定される式内社(小社)。尾張五社の一社で、近代社格では県社。
東海鎮護、水産拓殖、五穀豊饒、厄除、安産、長命の神として、濃尾の総鎮守とされる。犬山城の守護神でもあり、三光稲荷神社、犬山神社と同じく犬山城の南の登城入り口近くにある。
御祭神は尾治針名根連命。天火明命の子孫で、尾綱根命の子であり、尾張氏一族である。
玉姫命・菊理姫命・建筒草命・建稲種命・尻調根命・大荒田命・伊邪那岐命・大己貴命・建多乎利命・尾綱根命をも祀る。
創立年は不明。従一位針綱明神または正一位針綱明神とある。文治2年(1186年)の『尾張国内神名帳』には「針綱名神」とある。
もともとの鎮座地は、現在の犬山城天守閣付近であったが、天文6年(1537年)、織田信康により、白山平(現在の日本モンキーパーク、成田山名古屋別院大聖寺などがある山)に移転する。
同年、信康が自ら手彫りの狛犬一対を奉納して安産を祈願。以来、戌の日に安産祈願すると良いとされ、現在でも安産、子授けにご利益がある。
この狛犬は、文明元年(1469年)に犬山に木ノ下城を居城として築いたほか、現在の犬山城付近に砦を築き、犬山城の原型を築いた織田広近をモデルとしているとされる。
慶長11年(1606年)、犬山城城主小笠原吉次により、犬山城城下町の名栗町に移転する。「白山妙理権現」「白山針綱大神宮」とも称される。
寛永12年(1635年)、祭礼に際し、城下町の下本町、魚屋町からの練り物が出される。寛永18年(1641年)には下本町が馬の塔を車山に変えて人形からくりを奉納し、これが犬山祭の原型となる。
慶安2年(1649年)、犬山城城主成瀬正虎により車山や練り物を奨励したため、当社祭礼はさらに盛んになったという。江戸時代には歴代犬山城城主の祈願所となり、庶民の信仰を集めた。
明治時代になると村社に列格し、明治8年(1876年)には郷社となる。明治15年(1882年)に現在地に移転し、県社に昇格した。
例祭は4月第1土・日曜日で犬山祭。もとは旧暦8月28日に行われていたが、明治以降4月斎行となった。「犬山祭の車山行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
「車山」とは他地域の祭における山車のことで、他では2層が多いが、犬山では3層の構造となっているのが特徴。
これは「犬山型」とも呼ばれ、下層がお囃子所、最上層にはからくりが置かれ、中層は「中山」と呼ばれて最上層のからくりを動かす層となっている。
境内社には、神明社・市神社・琴平社・秋葉社・山神社・杉木霊社・造酒社・大國社・稻荷社・小栗社・御饌社・染甫社・鍛冶社・熱田社・天神社・猿田彦社・愛宕社・八幡社・御建宮社がある。
【ご利益】
安産、子授け、八方除、厄除、長寿の神(公式HP)

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