平安期に淀川氾濫を鎮めるために創建、7月中旬の例大祭ではお渡り
[住所]大阪府大阪市旭区赤川4-19-13
[電話]06-6925-6236


日吉神社(ひよしじんじゃ/ひえじんじゃ)は、大阪府大阪市旭区にある神社。近代社格では府社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

淀川の南岸、堤防のすぐ脇に鎮座している。比叡山の日吉大社から分霊された御祭神を祀っている。主祭神は大山咋神

創建年代は不明であるが、平安時代にこの付近で多数の荘園が開発・経営されていた。

すぐ北を流れる淀川が頻繁に氾濫したため、災害を鎮め、荘園経営を安定させるために神社仏閣を建立して祈願した。その一つが当社と考えられる。

文安年間(1444年-1448年)当時の名前を山王社または、山王権現といい、現在は廃寺となっている赤川寺の境内に存在した。

明治元年(1868年)、現社号に改名。明治32年(1899年)、淀川拡張工事のため、本殿を約200メートル南の現在地へ遷座した。平成27年(2015年)、50年ぶりに獅子頭が修復された。

例祭は7月18日直前の日曜日で、夏祭り。前日の土曜日が宵宮で、お湯神楽の奉納がある。例大祭当日は午後に神輿渡御(お渡り)がある。

小正月の1月15日にとんど祭り(どんど焼き、左義長)がある。招副ぜんざいの接待がある(無くなり次第終了)。

宮司がみそぎ中に拾った石で、その後龍神が夢枕に立ち、この石を油を塗って祀れば病を退散させると告げ、以来諸病に霊験を示す「黒い石神」、また、子宝・商売繁盛のご利益がある「白い石神」がある。

また、末社に伏見稲荷大社を勧請した稲荷神社(芝守稲荷)がある。毎年初午の日に商売繁盛・家運隆盛・五穀豊穣が祈願されている。

【ご利益】
家内安全、身体壮健、健康長寿、水難除け(公式HP
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日吉神社(大阪市)の御朱印