反正天皇が柴籬宮を開いた時に父帝・仁徳天皇を奉斎して創建、文楽発祥の地
[住所]大阪府大阪市中央区博労町4-1-3
[電話]06-6251-8000

難波神社(なんばじんじゃ)は、大阪府大阪市中央区にある神社。近代社格では府社。参拝すれば、「文楽発祥」などとある御朱印を頂ける。

主祭神は仁徳天皇素盞嗚尊を配祀する。摂津国総社として「難波大宮」または「平野神社」と呼ばれていたという。

第18代反正天皇が大阪府松原市に柴籬宮(しばがきのみや)を開いた時、父帝の仁徳天皇を御祭神として創建されたと伝えられる。柴籬宮は『古事記』にも「河内の多治比の柴垣の宮」とみえる。

天慶6年(943年)に朱雀天皇の命令により大江の坂平野、現在の天王寺区上本町あたりに遷座。豊臣秀吉が大坂城築城のため、慶長2年(1597年)に現在地に遷座した。

昭和20年(1945年)、第二次世界大戦における大阪空襲により全焼したため、仮宮によっていたものを、昭和49年(1974年)7月に再建され、現在に至る。

例祭は10月20日で秋祭。7月20日・21日が氷室祭で夏祭。御祭神が氷との関わりが深い。2月節分には玉の緒祭がある。毎月1日・2月節分には湯立神楽がある。

植村文楽軒(1751年-1810年)が当社の境内で人形浄瑠璃小屋を開いたため、文楽発祥の地といわれる。境内東門外に「稲荷社文楽座跡」の碑がある。

樹齢400年以上、幹3.2メートル、高さ12メートルの楠の大樹があり、御神木。市指定保存樹第一号となっている。

境内には、博労稲荷神社・金刀比羅神社・十四柱相殿神社がある。大阪市西区南堀江に御旅所があり、堀江神社を合祀。

11月15日に火焚祭がある。博労稲荷神社の神事で、願い事を書いた火焚串(いわゆるゴマ木)を焚き上げる。祭典終了後、餅まきがある。

【ご利益】
平穏安寧、厄災除け、諸願成就(公式HP
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難波神社の御朱印