景行天皇の九州行宮跡、8月の山鹿燈籠祭と6月の犬子ひょうたん
[住所]熊本県山鹿市山鹿196
[電話]0968-44-1257

大宮神社(おおみやじんじゃ)は、熊本県山鹿市、山鹿温泉の近くにある神社。近代社格では県社。山鹿大宮神社とも呼ばれる。第12代景行天皇を主祭神とし、阿蘇十二神を併せ祀る。参拝すれば、御朱印を頂ける。

景行天皇が筑紫(九州)巡幸の際、現社地に行宮を営んだと伝える。その後、行宮の跡地に天皇を祀ったのが起こりといわれている。創祀時期は不詳。

延久4年(1072年)、菊池則隆が阿蘇十二神(健磐龍命など阿蘇神社御祭神)を勧請して併せ祀り、田地36町歩を寄進した。山鹿の鎮守として、代々の領主・藩主らをはじめ篤い崇敬を受けてきた。

天文6年(1537年)、天災のため社殿が焼失。永禄12年(1569年)に山鹿城主山鹿彦次郎重安が再建した。

江戸時代に入り、明暦3年(1657年)には野火のため焼失するも、万治2年(1659年)に細川綱利が再建。宝暦5年(1754年)、大風のために倒壊したが、翌宝暦6年に細川重賢が再建した。

明治4年(1871年)、山鹿神宮と改称。昭和15年(1940年)、現社号に改称し、昭和18年(1943年)には県社となった。

例祭は8月16日で、山鹿燈籠祭(山鹿灯籠まつり)。8月15日より17日の未明にかけて奉祝される。景行天皇到着のおり、濃霧のなか里人が松明をもってお迎えしたのが起源。熊本県を代表する年中行事の一つ。

文禄年間(1592年-1596年)に松明を紙製の灯籠に代えて奉献することになったという。現在も「骨なし燈籠」とも呼ばれ、灯籠制作のために手すきの和紙と接着のための糊だけを材料とし、木、金属など他の材料は一切使用しない。

また、11月15日が秋季例大祭。神域は約1万平方メートルで、奉納された灯籠を保存する「燈籠殿」、猿田彦石碑群などがある。また、

京都の八坂神社を勧請した八坂神社が境内社としてある。その例大祭は祇園祭で、6月15日に行われ、「犬子ひょうたん祭」として知られる。

【ご利益】
厄災除け、諸願成就、無病息災・病気平癒など(公式HP
大宮神社(山鹿市) - 景行天皇の九州行宮跡、8月の山鹿燈籠祭と6月の犬子ひょうたん
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大宮神社(山鹿市)の御朱印