仁徳期創建、宇佐から降臨した八幡神を祀る白亀ゆかり、ニータン生誕地
八幡竈門神社(大分県別府市内竈1900)
[住所]大分県別府市内竈1900
[電話]0977-66-1633

八幡竈門神社(はちまんかまどじんじゃ)は、大分県別府市にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

第16代仁徳天皇の御宇、日本武尊および神功皇后が西征の時に豊後州速見郡竈門荘亀山における行宮とした地に、国常立尊天照大御神をはじめ、宗像三女神五男三女神住吉三神などを含む以下の31神を奉斎する。

田心姫命湍津姫命市杵嶋姫命素戔鳴尊天忍穂耳命天穂日命底筒男命中筒男命表筒男命天兒屋根命活津彦根命天津彦根命櫲樟日命天太玉命経津主命武甕槌命建御名方命大山祇命加茂別雷命大山咋命高龗神倉稲魂命大物主命、天照大御神荒魂、丹生都比賣命金山彦命、日本武尊、宮簀媛命豊姫命香坂皇子忍熊皇子

聖武天皇の御宇、神亀4年(727年)3月15日、豊前国宇佐、おそらくは現在の宇佐神宮より仲哀天皇応神天皇の御神霊が竈門荘宝城峯に降臨した。

山麓において大神諸男と大神豊永(竈門宮宮司)が相議し、御越山に遷座することになった。現在も当社北方1キロの丘に石碑が建つ。

しかし、御神霊は亀山の桜樹の枝上に現れたことから、再び竈門宮に奉斎する。これが現在の例大祭である桜会祭の起源となっている。2柱が合祀され、あわせて35神となり、竈門宮と称した。

次いで淳和天皇(在位:823年-833年)の御宇、天長3年(826年)に宇佐より神功皇后の御神霊を迎え、あわせて36神となる。この時より八幡竈門宮と称する。主祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。

亀川白亀伝説がある。平安時代、飢饉が続いていた折、当地で白亀が見つかり、朝廷に献上。瑞祥吉兆であるとして改元、嘉祥(848年-851年)となった。その後返還された白亀の墓は亀川中央町(亀の甲広場)に白亀塚として現存する。

境内には御神亀があり、なで亀として親しまれている。この白亀は、サッカーJリーグの大分トリニータのマスコット、ニータンのモデルでもあり、当社はニータン生誕地とされる。大分トリニータは毎年、当社で必勝祈願を行っている。

例祭は4月15日。大祭は4月1日が御神幸で、4月3日が御遷幸。正月にはかまど神楽が奉納される。

鬼が造った百の石段がある。全国各地に伝わる鶏鳴伝説の一つで、八幡神が悪さをする鬼を里から追い出すことに成功。説話通り、石段は下の方が丁寧に作られ、上の方が雑になっている。

鬼が忘れた石靴(足跡)がある。長さおよそ45センチ。鬼の足指が三本なのは貪欲・嫉妬・愚痴を現し、知性と慈悲が欠けているからだという。

境内社に、多賀神社、稲荷神社、熊野社がある。境内には樹齢500年と言われるイチイガシの御神木や、享保19年(1734年)奉納の灯籠がある。

【ご利益】
家内安全、交通安全、病気平癒、学業成就、商売繁盛など(公式HP
八幡竈門神社 - 仁徳期創建、宇佐から降臨した八幡神を祀る白亀ゆかり、ニータン生誕地
【関連記事】
Jリーグ必勝祈願の社 - 各チームがシーズン前に必勝祈願を行う・行っていた神社の一覧
J2大分トリニータが別府市の八幡竈門神社で必勝祈願 - 三十六柱の神々のご神徳を受けて
大分県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大分県に鎮座している神社の一覧
八幡竈門神社の御朱印