古墳時代の創祀、10月7日には計4体の喧嘩神輿、虎舞と「人の道」
[住所]愛媛県松山市神田町1-7
[電話]089-951-1471

厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、愛媛県松山市神田町にある神社。近代社格では郷社。神紋は、三盛亀甲花菱。 三津浜地区にあることから三津の厳島神社、あるいは三津厳島神社と呼ばれる。参拝すれば、御朱印を頂ける。

古墳時代、第32代崇峻天皇の時代、筑紫国の宗像大社の神を勧請。主祭神は宗像三女神であり、その別名を道主貴之神(みちぬしのむちのかみ)とする。つまり、市杵島姫命湍津姫命田心姫命

飛鳥時代、第42代文武天皇(在位:697年-707年)の時代、東山の地、現在の古三津地区新屋敷方面に神殿を新築した。

奈良時代の神亀元年(724年)、安芸国の厳島神社を勧請。現社号の起源となったと思われる。室町時代・戦国時代の応仁元年(1467年)、河野通春が神殿を造営した。

江戸時代になり、慶長7年(1602年)、現在地へ奉遷。明治に入り、明治4年(1871年)、大国主命小彦名命塩土神、崇徳天皇、事代主命蛭子命保食神を合祀した。

明治37年(1904年)、社殿を改築し、明治40年(1907年)に郷社に列した。

例祭は10月6日。翌日の10月7日が神幸祭で、三津の南北と古三津の南北計4体によって喧嘩神輿(鉢合わせ)が行われる。

神幸祭での神輿の宮出しは松山地区の秋祭りでは一番早い午前1時から行われるため、「暁(あかつき)の宮出し」と呼ばれている。

神輿に御神体を移す御霊遷しの際には、神が床を踏まないようお守りするために、氏子達が横になり「人の道」を作る。

また、宮出しの前には古三津地区の伝統芸能で、獅子舞の虎版であり、加藤嘉明の虎狩りにちなむ、虎舞が奉納される。

平成20年(2008年)、三津の南北の神輿2体が100年ぶりに新調された。

境内西側に2社の境内社、天満宮(菅原道真)と恵美須宮(恵美須神・寿老神。伊予七福神まいりの寿老神とされ、伊予七福神霊場の一つ)が併設され、祠の前になで牛、なで恵美須神、なで寿老神の石像が奉納されている。

日本のプロサッカーリーグであるJリーグの愛媛FCが必勝祈願を行う神社である。

【ご利益】
陸上・海上・航空すべての交通安全、水難除け、子育て、病気平癒(公式HP
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