青柏祭と祇園祭、「世界一足の速い」宮司、奈良朝創建の古社
[住所]石川県七尾市山王町1-13
[電話]0767-52-4214
大地主神社(おおとこぬしじんじゃ)は、石川県七尾市山王町にある神社。近代社格では郷社。御祭神は、大山咋命・素盞嗚命・伊許保止命。参拝すれば、御朱印を頂ける。
奈良時代初期の養老2年(718年)、能登国の守護神として山王社(日吉大社)の御分霊を勧請して創建。
平安時代の天元年間(978年-983年)、国司源順が社殿を再建し、はじめて4月申日(5月14日)の祭典を修行する。これが現在の青柏祭の起源とされる。
文明5年(1473年)、畠山修理大夫義統が青柏祭に曳山を奉納した。天正10年(1582年)6月、前田利家が社殿を再建し、古格の祭礼を再興した。
当社はもと能府地主山王宮と称したが、明治15年(1882年)、京都八坂神社から勧請した祇園牛頭天王社を統合し、現社号に改称した。現社号への改称は昭和3年(1928年)とも。
御祭神の伊許保止命は、一般的には阿波国造の祖とされ、この場合の阿波は安房で、現在の徳島県ではなく千葉県を指すが、いずれにせよ当社御祭神となっている由来は不明。
春祭が4月15日、秋祭が10月14日。赤良柏祭が11月15日に斎行される。
祇園祭は7月14日だが、現在は7月第2土曜日となっている。七尾祇園祭と呼ばれ、青柏祭と並ぶ当社の代表的な祭典。市内中心部の氏子が20基の奉燈(キリコ)を担ぐ。
平安の昔からの5月14日、現在はゴールデンウィークにあわせてか5月4日に行われるのが青柏祭。高岡関野神社(富山県高岡市)の御車山祭、三國神社(福井県坂井市)の三国祭とともに北陸三大祭の一つ。
府中町・鍛冶町・魚町の三町の「山町(やまちょう)」から、それぞれ「でか山」といわれる上段に歌舞伎の名場面をしつらえた山車(曳山)が3台奉納される。「青柏祭の曳山行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
なお、当社の宮司は「世界一足の速い神主」と言われる大森重宜。1984年のロサンゼルスオリンピック400m障害、1600mリレー日本代表で、今でも選手育成強化スタッフなどとして活躍している。
【ご利益】
身体壮健、厄災除け
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大地主神社(おおとこぬしじんじゃ)は、石川県七尾市山王町にある神社。近代社格では郷社。御祭神は、大山咋命・素盞嗚命・伊許保止命。参拝すれば、御朱印を頂ける。
奈良時代初期の養老2年(718年)、能登国の守護神として山王社(日吉大社)の御分霊を勧請して創建。
平安時代の天元年間(978年-983年)、国司源順が社殿を再建し、はじめて4月申日(5月14日)の祭典を修行する。これが現在の青柏祭の起源とされる。
文明5年(1473年)、畠山修理大夫義統が青柏祭に曳山を奉納した。天正10年(1582年)6月、前田利家が社殿を再建し、古格の祭礼を再興した。
当社はもと能府地主山王宮と称したが、明治15年(1882年)、京都八坂神社から勧請した祇園牛頭天王社を統合し、現社号に改称した。現社号への改称は昭和3年(1928年)とも。
御祭神の伊許保止命は、一般的には阿波国造の祖とされ、この場合の阿波は安房で、現在の徳島県ではなく千葉県を指すが、いずれにせよ当社御祭神となっている由来は不明。
春祭が4月15日、秋祭が10月14日。赤良柏祭が11月15日に斎行される。
祇園祭は7月14日だが、現在は7月第2土曜日となっている。七尾祇園祭と呼ばれ、青柏祭と並ぶ当社の代表的な祭典。市内中心部の氏子が20基の奉燈(キリコ)を担ぐ。
平安の昔からの5月14日、現在はゴールデンウィークにあわせてか5月4日に行われるのが青柏祭。高岡関野神社(富山県高岡市)の御車山祭、三國神社(福井県坂井市)の三国祭とともに北陸三大祭の一つ。
府中町・鍛冶町・魚町の三町の「山町(やまちょう)」から、それぞれ「でか山」といわれる上段に歌舞伎の名場面をしつらえた山車(曳山)が3台奉納される。「青柏祭の曳山行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
なお、当社の宮司は「世界一足の速い神主」と言われる大森重宜。1984年のロサンゼルスオリンピック400m障害、1600mリレー日本代表で、今でも選手育成強化スタッフなどとして活躍している。
【ご利益】
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