市中心部、明治初期に秋田県の太平山三吉神社を勧請、5月に例祭
[住所]北海道札幌市中央区南1条西8
[電話]011-251-3443

三吉神社(みよしじんじゃ)は、北海道札幌市中央区にある神社。近代社格では県社。御祭神は、大己貴神少彦名神・藤原三吉神・金刀比羅宮・天満宮。参拝すれば、御朱印を頂ける。

明治11年(1878年)5月、秋田県人の木村藤吉が、秋田県の太平山三吉神社の御分霊を豊平川東詰に奉斎、8日を祭日として、武田萬水に託し遷座祭を執行する。

しかし、旧社地は「火除地に接するため除宮」となり、翌明治12年(1879年)4月に渡島通121番地、現在地に遷座する。

武田萬水が高齢のため、札幌神社(現 北海道神宮)禰宜の若林嘉倫に依頼し、毎月8日に小祭を執行することとし、5月8日を例祭日とした。

しかしこの日は雨が多いため、第3代宮司佐藤桂が大正13年(1924年)に例祭日を5月15日に変更。昭和5年(1930年)には県社に昇格した。

明治36年(1903年)より例祭日に神輿市内を巡行するが、戦争のために昭和15年(1940年)に中止する。代わって昭和16年(1941年)より子供みこしの巡行を行うが、交通事情により、これも昭和37年(1962年)に中止。

昭和52年(1977年)には社殿及び社務所を造営し、翌53年(1978年)に百年記念大祭を執行。昭和54年(1979年)に子供みこしが復活し、昭和60年(1985年)には46年ぶりに神輿渡御が復活した。

市中心部に鎮座し、多くの市民に親しまれ、毎年5月15日の例大祭も市内他社と比較し盛大に執り行われる。境内には市指定記念樹である「こぶし」がある。

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三吉神社(札幌市) - 市中心部、明治初期に秋田県の太平山三吉神社を勧請、5月に例祭
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