下野十一社の第五位とされる式内論社、樹齢700年のケヤキや木造三重塔の一部
[住所]栃木県芳賀郡茂木町小井戸325
[電話]0285-72-6221 - 益子 鹿島神社

荒橿神社(あらかしじんじゃ)は、栃木県芳賀郡茂木町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。現在は益子 鹿島神社の兼務神社のため、御朱印やその他お問い合わせ先も同社になる。

延喜式』巻9・10神名帳 東山道神 下野国 芳賀郡「荒樫神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では県社

式内社「荒樫神社」は、下野十一社の第5位に位置づけられたという。他の説としては、大前神社の相殿に合祀されたというものもある。

当社境内は茂木町の市街地を一望できる場所にあり、樹齢1000年ほどのスギ、ケヤキ、カシの老樹で覆われ、その中に社殿がある。

そのうち、樹齢700年のケヤキは県の天然記念物に指定されている。御祭神は国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊

社伝によると、創建は大同元年(806年)。桔梗城(茂木城)の東北に位置する高藤山上に鎮座しており、城の鬼門除けのために創建されたという。

享保6年(1721年)にはこの地を領有した細川氏の支援を受け、社殿を改築。明治4年(1871年)に茂木藩社とされ、昭和13年(1938年)には県社に列した。

境内には戦国時代、永禄年間(1558年-1569年)の作と考えられる、現在は阿弥陀堂と呼ばれる三重塔の一部、初重部分が残されている。木造塔婆は県内に4棟しか残されておらず、初重部分のみとはいえ、当社三重塔は貴重な資料とされている。

例祭は4月17日で、春季大祭。11月26日に秋季大祭がある。8月25日が風神祭。境内社に稲荷神社・加波山神社がある。

【ご利益】
家内安全、交通安全、厄災除け
荒橿神社 - 下野十一社の第五位とされる式内論社、樹齢700年のケヤキや木造三重塔の一部
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荒橿神社の御朱印