長野駅東口の南西住宅地に鎮座、善光寺再建のための材木を留め置いた伝承
[住所]長野県長野市若里1-14-8
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木留神社(きとめじんじゃ)は、長野県長野市にある神社。善光寺七社の一社で、近代社格では村社。湯福神社妻科神社加茂神社柳原神社と同じく上西之門町に鎮座する弥栄神社の兼務神社であり、御朱印も弥栄神社で頂ける。

長野駅東口の南西、旧北国街道沿いに鎮座する。すぐ東にはホクト文化ホール(県文)の赤いレンガ壁が迫る。豪壮な旧家と瀟洒なマンションが混在し、周辺は若里公園や大学・病院などが立地する。

鳥居をくぐると中央に樹齢500年を超すケヤキの巨木がそびえており、参道はこの前で屈折している。

南方に犀川、西方に裾花川が流れる場所で、社名の由来は、善光寺再建のための材木を犀川丹波島の渡しで陸揚げし、境内に留め置いたからだと伝わる。

鎌倉時代、正治年間(1199年-1201年)より前に創建と伝わる。主祭神は建御名方命。諏訪神を勧請したといわれるが、諏訪大社からかどうかは不詳。

この材木が洪水で流失しそうになったとき住吉明神が守ったという伝説もあるが、これは住吉明神ではなく隣接する蓮心寺の阿弥陀如来だとする説もある。

単に洪水の際に流木が流れ着きやすかったことに由来する社名だとする説もある。江戸時代の火災で宝物や古文書を焼失しており、由緒などが伝わらない。

偏額には木留大明神とある。安産の神、物事をすんなり進める神としても信仰されている。

【ご利益】
安産、諸願成就
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