善光寺三社、西側15町が氏子で、善光寺開祖・本田善光廟とその古墳・御宝塚
[住所]長野県長野市箱清水3-1-2
[電話]026-234-7410

湯福神社(ゆぶくじんじゃ)は、長野県長野市箱清水にある神社。近代社格では郷社。主祭神は建御名方命妻科神社木留神社加茂神社柳原神社と同じく上西之門町に鎮座する弥栄神社の兼務神社であり、御朱印も弥栄神社で頂ける。

善光寺本堂の北西に位置する。社名は「風(いぶき)」から転訛したものという。善光寺七社の一社で、妻科神社・武井神社とともに善光寺三鎮守(善光寺三社)と言われる。善光寺表参道の東側を氏子とする武井神社に対し、当社は西側15町を氏子とする。

諏訪大社と同じく建御名方神を祀っており、同じ御祭神を祀る周辺の武井神社・妻科神社・健御名方富命彦神別神社の4社持ち回りで寅年・申年に御柱祭を行なっており、境内には御柱が立っている。神紋も諏訪大社と同じ梶の葉。

健御名方富命彦神別神社が建御名方命を祀り、建御名方命の和魂を祀る武井神社、建御名方命の妻を祀る妻科神社に対して、当社は建御名方命の荒魂を祀る神社とされ、四社が対になっているともされる。

弘化4年(1847年)に善光寺地震により社殿が崩壊したが、文久2年(1862年)に再建される。これが現在の本殿・拝殿である。

境内には平成19年(2007年)建立の善光寺開祖・本田善光廟があり、大石が収められている。

御宝塚と呼ばれるこの大石の下から、大正期に人骨が発見された。そのため、この大石が善光の墓と推定され、善光卿のものと伝えられている古墳などとも呼ばれている。

社叢の大半はケヤキで、本殿前には参道を挟んで大木が対にそびえる。この2本と、境内西側の1本が市指定天然記念物。樹高17-21メートル・樹齢700-900年と推定される古木である。

例祭は10月9日・10日。大釜に湯を煮立たせ、その露を参列者に教布して修祓をする「湯立ての行事」がある。8月27日が御射山祭、8月30日が風鎮祭。

【ご利益】
武運長久・勝運、家内安全、諸願成就
湯福神社 - 善光寺三社、西側15町が氏子で、善光寺開祖・本田善光廟とその古墳・御宝塚
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