善光寺三社、持統朝創建の諏訪大社と同じ6年に1度の御柱祭を行う4社の一社
[住所]長野県長野市長野東町191
[電話]026-232-2838

武井神社(たけいじんじゃ)は、長野県長野市長野東町にある神社。近代社格では村社。主祭神は建御名方命。相殿に八坂刀売命・彦神別神を祀る。参拝すれば、御朱印を頂ける。

善光寺七社の一社で、妻科神社湯福神社とともに善光寺三鎮守(善光寺三社)と言われる。その創立は定かではなく、持統天皇5年(692年)頃ではないかという口伝がある。

社名のいわれは、信濃宝鑑に諏訪大社の領地を武井(武居)といい、同じ御祭神を奉祀することからという説と、神官武居祝(武井祝=たけいほうり)一族が奉齋したことからという説がある。

上古は、武井明神・諏訪明神と呼ばれていた。現社名となったのは、文化4年(1807年)。当社が鎮座する場所は、古い地図に、字(あざ)武井、南側の道路を武井小路と記されている。

弘化4年(1847年)の大震災で社殿が焼失し、13年後に建て替えられたものが現在の社殿である。

諏訪大社の御柱祭と同じ寅年と申年に、当社、妻科神社、湯福神社の善光寺三社に長野市長野の健御名方富命彦神別神社を加えた4社が交替で勤行する御柱祭がある。

健御名方富命彦神別神社が建御名方命を祀り、湯福神社は建御名方命の荒魂を祀り、妻科神社が建御名方命の妻を祀るに対して、当社は建御名方命の和御魂を祀る神社とされ、四社が対になっているともされる。

8月26日夜、萱(ススキ)の穂と萱で作った神箸を御神前に供え、子供の無事育成・家内安全・商売繁昌等を祈願する御射山祭がある。翌27日の朝、萱の神箸で、あずき粥を食べると、一年中健康に暮らせるご神徳があるとされる。

文化財として、御柱祭行列図大絵馬が市指定有形文化財。雷電の力石がある。

先の健御名方富命彦神別神社の他、長野市の美和神社などを兼務神社としている。

【ご利益】
武運長久・勝運、家内安全、諸願成就
武井神社 - 善光寺三社、持統朝創建の諏訪大社と同じ6年に1度の御柱祭を行う4社の一社
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