オオクニヌシが国造りの構想を練った琴引山山頂に鎮座する風土記記載社
[住所]島根県飯石郡飯南町佐見
[電話]0854-72-0059 - 由来八幡宮
琴弾山神社(ことびきやまじんじゃ)は、島根県飯石郡飯南町の琴引山(1014メートル)の山頂にある神社。『出雲国風土記』記載社。御朱印の有無は不明。
『出雲国風土記』には下記のようにある。
山頂からは三瓶山、日本海はるか隠岐まで展望できる。当社や、この琴引山で大国主命の国造りの構想が練られたという神話も含め、古くから出雲・石見・備後一円に広く信仰があるという。
大国主命と琴といえば、『古事記』にも記載がある。オオクニヌシがスサノヲのイジメに耐え兼ね、新妻スセリを抱えてスサノヲの元、根の国を脱走する際、刀と弓矢とともに奪い去ったものが琴。
スサノヲが眠っている隙の脱走劇だったが、オオクニヌシが奪い去ったその琴の弦が木に触れてしまい大きな音を出して目覚めるスサノヲ(『古事記』該当部分)。
古来より、安産と小児のちりけ(疳の虫)封じに霊験あらたかとされてきた。伊弉冉大神は御陰石から連想された後の合祀の可能性があり、安産祈願が盛んになったのかもしれない。
小児のちりけ(疳の虫)封じとは、脱走劇だったとはいえ、結果的には荒れ狂う神・スサノヲをぎゃふんと言わせたオオクニヌシにあやかったものなのかもしれない。
以前は山頂付近に四十二坊の寺院があり、修験場とされていたが、今は礎石が残るのみ。登山道には今も大岩や小祠がある。例祭は9月23日。
【ご利益】
安産、疳の虫封じ、病気平癒、リフレッシュ

【関連記事】
・相川七瀬 - 『縁結び 神様が結ぶ赤い糸』に掲載されている神社 - 東国と淡路島、出雲
・島根県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、島根県に鎮座している神社の一覧
[電話]0854-72-0059 - 由来八幡宮
琴弾山神社(ことびきやまじんじゃ)は、島根県飯石郡飯南町の琴引山(1014メートル)の山頂にある神社。『出雲国風土記』記載社。御朱印の有無は不明。
『出雲国風土記』には下記のようにある。
この山の峰に岩屋があって、その中に、天下を造られた大国主命の御琴がある。長さ七尺、広さ三尺、厚さ一尺五寸である。また峰に石神があって、高さ二丈、周りが四丈、そこでこの山を琴引山という。この岩屋は琴引山の八合目にあり、そして頂上近くに起ち割られたような巨岩(御陰石、女夫岩)が石神である。弾琴の峰とも呼ばれるこの頂上に当社は鎮座する。御祭神は大国主大神、伊弉冉大神。
山頂からは三瓶山、日本海はるか隠岐まで展望できる。当社や、この琴引山で大国主命の国造りの構想が練られたという神話も含め、古くから出雲・石見・備後一円に広く信仰があるという。
大国主命と琴といえば、『古事記』にも記載がある。オオクニヌシがスサノヲのイジメに耐え兼ね、新妻スセリを抱えてスサノヲの元、根の国を脱走する際、刀と弓矢とともに奪い去ったものが琴。
スサノヲが眠っている隙の脱走劇だったが、オオクニヌシが奪い去ったその琴の弦が木に触れてしまい大きな音を出して目覚めるスサノヲ(『古事記』該当部分)。
古来より、安産と小児のちりけ(疳の虫)封じに霊験あらたかとされてきた。伊弉冉大神は御陰石から連想された後の合祀の可能性があり、安産祈願が盛んになったのかもしれない。
小児のちりけ(疳の虫)封じとは、脱走劇だったとはいえ、結果的には荒れ狂う神・スサノヲをぎゃふんと言わせたオオクニヌシにあやかったものなのかもしれない。
以前は山頂付近に四十二坊の寺院があり、修験場とされていたが、今は礎石が残るのみ。登山道には今も大岩や小祠がある。例祭は9月23日。
【ご利益】
安産、疳の虫封じ、病気平癒、リフレッシュ

【関連記事】
・相川七瀬 - 『縁結び 神様が結ぶ赤い糸』に掲載されている神社 - 東国と淡路島、出雲
・島根県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、島根県に鎮座している神社の一覧
コメント