札幌市北区、陸軍屯田兵歩兵第三中隊の入植で創建、境内には多くの碑が建つ
[住所]北海道札幌市北区新琴似8条3-1-6
[電話]011-761-0631

新琴似神社(しんことにじんじゃ)は、北海道札幌市北区にある神社。近代社格では村社。御祭神は天照皇大御神豊受大神神武天皇。参拝すれば、御朱印を頂ける。

明治20年(1887年)5月20日に、陸軍屯田兵歩兵第一大隊第三中隊が、札幌の北に位置した琴似村新琴似の地に入植するが、まもなく中隊本部近くに神祠が建立された。

中隊本部の東方にあたる、浄泉の湧き出る四神相応の浄地を社地と定めたもので、これが当社の創祀となる。例祭はこの日にちなんでいる。

明治39年(1906年)に奥殿が造築され、大正2年(1913年)に社殿が造営される。大正14年(1925年)に村社に列する。

昭和40年10月20日には社殿・社務所を改築して本殿遷座祭が斎行され、同年11月18日、祖霊殿の鎮座祭が斎行された。

境内には、新琴似屯田兵中隊本部として使用されていた建物が昭和47年(1972年)に復元され、資料館となっている。平成19年(2007年)6月20日、御鎮座百二十周年記念大祭が斎行された。

例祭は5月19日-21日に春の大祭が、9月19日-21日に秋の大祭が行われる。古神札焼納祭、いわゆるどんど焼きが1月半ばに行われる。

境内にはさまざまな理由で建てられた碑が集中しており、それぞれが北区歴史と文化の八十八選のうち、「2.水辺と開墾の道〈北・新川・新琴似・麻生コース〉」に選定されている。

34.東繁造君学勲碑、35.新琴似兵村記念碑、36.新琴似の馬魂碑、37.吹田晋平歌碑、38.新琴似「百年碑」、40.新琴似「拓魂」碑、41.新琴似「開村記念碑」がある。

このほか、忠魂碑と殉国英霊の碑もある。

なお、市内西区琴似に琴似神社があるが、当社とは別の神社で、特別なつながりはないものと思われる。

【ご利益】
文教学問・商工殖産・武勇・安産成育の守護神(公式HP
新琴似神社 - 札幌市北区、陸軍屯田兵歩兵第三中隊の入植で創建、境内には多くの碑が建つ
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新琴似神社の御朱印