宮城県の鳴子温泉、6メートルの巨石の根元から温泉が噴出したために創祀
温泉石神社(宮城県大崎市鳴子温泉字川渡91)
[住所]宮城県大崎市鳴子温泉字川渡91
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温泉石神社(ゆのいしのじんじゃ)は、宮城県大崎市の鳴子温泉にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「温泉石神社(陸奥国・玉造郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。温泉に関わる式内社である。

鳴子温泉湯元にはやはり式内社である温泉神社がある。当社は鳴子温泉でも川渡温泉に鎮座する。当社の御祭神は温泉神社と同じく大己貴命少彦名命。本殿の左手に陽石(男根型の石)が祀られている。

温泉神社と同様に『続日本後紀』に承和4年(837年)の鳴子温泉の誕生の段において、20丈(6メートル)ほどの石の根元からほおずき色の温泉が流れ出したとある。

その大石を御神体として祀るために鳥居が建立され、承和10年(843年)に社殿が建立された。明治7年(1874年)に大口村の鎮守として村社に列せらる。例祭は9月15日。

現在、その巨石は境内には見られない。社殿の下、地下に埋まっている可能性がある。

【ご利益】
五穀豊穣、病気平癒、健康長寿、温泉の守護
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