函館湯の川温泉、松前藩主を救った温泉の神で、撫うさぎと二種類の小づち
[住所]北海道函館市湯川町2-28-1
[電話]0138-57-8282
湯倉神社(ゆくらじんじゃ)は、北海道函館市湯川町、湯の川温泉近くにある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。北海道の形をあしらったものなど、オリジナルの御朱印帳がある。
享徳2年(1453年)ごろ、一人のきこりが家に帰る途中、小高い丘(現 当社付近)の沼澤地で温泉を発見した。その後きこりが関節痛を患い、その温泉を思い出し湯治したところ治った。
これを感謝して薬師如来を刻み小さな祠「薬師堂」を建てて安置したのが当社および湯の川温泉の起源。ただし、享徳年間というのは伝承とされる。一方で、享保2年(1717年)の松前藩の調査によると、元和3年(1617年)には湯座に薬師如来を祀っていたとされている。
承応2年(1653年)、松前藩第4代藩主松前高広(幼名:千勝丸)が難病を患らった。ある夜、母清涼院は夢告で「松前城の東に当たって不思議に病に効く温泉がある。そこへ行けばどんな病気でもきっと治る」という神のお告げを受けた。
そこで、家来を向かわせたところ温泉を発見し、千勝丸を湯治させるとまもなく難病が完治した。これを感謝して松前藩は承応3年(1654年)に社殿を再建、黄金の薬師如来像(少彦名神)を安置し、直径6寸3分(20センチ)の鰐口を奉納した。
箱館戦争の時、五稜郭を占領していた榎本武揚率いる軍は、250名の傷病兵をこの温泉で療養させたり、また榎本自らも時々浸かったという。
明治9年(1876年)に村社に列し、明治43年(1910年)5月に安政3年(1856年)4月創建の湯沢神社を、同年7月に嘉永2年(1849年)創建の稲荷神社を合祀した。
社殿は明治44年(1911年)に改築されたが、現在の社殿は昭和16年(1941年)に竣工したものである。
御祭神は、少彦名神、大己貴神、倉稲魂命。例祭は9月8日で、神輿渡御がある。前日9月7日が宵宮祭で、翌日9月9日が直会祭。6月10日に温泉感謝祭がある。古神札焼納祭(どんど焼き)は1月7日。
境内には撫兎(なでうさぎ。神兎)がある。御祭神の大己貴神ゆかりの、「吉報」を伝える芽出度い「神獣」因幡の白兎で、平成26年(2014年)に設置された。これにちなんだ絵馬とお守りもある。また、桐箱入りの大丈夫御守がある。
また、二種類の小づちが置かれている。やはり大己貴神が大黒様としての側面にちなんだもの。大きい小づちが開運小槌、小さい小づちが健康長寿小槌。
函館湯の川温泉ご当地キャラクターとして、「ゆのっ子ちかつまる」と「ゆのッキー」がおり、当社公式サイトでもナビゲート役などで登場している。
【ご利益】
病気平癒、病魔退散、身体壮健、開運招福(公式HP)

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・北海道の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、北海道に鎮座している神社の一覧
[電話]0138-57-8282
湯倉神社(ゆくらじんじゃ)は、北海道函館市湯川町、湯の川温泉近くにある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。北海道の形をあしらったものなど、オリジナルの御朱印帳がある。
享徳2年(1453年)ごろ、一人のきこりが家に帰る途中、小高い丘(現 当社付近)の沼澤地で温泉を発見した。その後きこりが関節痛を患い、その温泉を思い出し湯治したところ治った。
これを感謝して薬師如来を刻み小さな祠「薬師堂」を建てて安置したのが当社および湯の川温泉の起源。ただし、享徳年間というのは伝承とされる。一方で、享保2年(1717年)の松前藩の調査によると、元和3年(1617年)には湯座に薬師如来を祀っていたとされている。
承応2年(1653年)、松前藩第4代藩主松前高広(幼名:千勝丸)が難病を患らった。ある夜、母清涼院は夢告で「松前城の東に当たって不思議に病に効く温泉がある。そこへ行けばどんな病気でもきっと治る」という神のお告げを受けた。
そこで、家来を向かわせたところ温泉を発見し、千勝丸を湯治させるとまもなく難病が完治した。これを感謝して松前藩は承応3年(1654年)に社殿を再建、黄金の薬師如来像(少彦名神)を安置し、直径6寸3分(20センチ)の鰐口を奉納した。
箱館戦争の時、五稜郭を占領していた榎本武揚率いる軍は、250名の傷病兵をこの温泉で療養させたり、また榎本自らも時々浸かったという。
明治9年(1876年)に村社に列し、明治43年(1910年)5月に安政3年(1856年)4月創建の湯沢神社を、同年7月に嘉永2年(1849年)創建の稲荷神社を合祀した。
社殿は明治44年(1911年)に改築されたが、現在の社殿は昭和16年(1941年)に竣工したものである。
御祭神は、少彦名神、大己貴神、倉稲魂命。例祭は9月8日で、神輿渡御がある。前日9月7日が宵宮祭で、翌日9月9日が直会祭。6月10日に温泉感謝祭がある。古神札焼納祭(どんど焼き)は1月7日。
境内には撫兎(なでうさぎ。神兎)がある。御祭神の大己貴神ゆかりの、「吉報」を伝える芽出度い「神獣」因幡の白兎で、平成26年(2014年)に設置された。これにちなんだ絵馬とお守りもある。また、桐箱入りの大丈夫御守がある。
また、二種類の小づちが置かれている。やはり大己貴神が大黒様としての側面にちなんだもの。大きい小づちが開運小槌、小さい小づちが健康長寿小槌。
函館湯の川温泉ご当地キャラクターとして、「ゆのっ子ちかつまる」と「ゆのッキー」がおり、当社公式サイトでもナビゲート役などで登場している。
【ご利益】
病気平癒、病魔退散、身体壮健、開運招福(公式HP)

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