釜蓋神社（かまふたじんじゃ）は、鹿児島県南九州市頴娃町にある神社。近代社格では無格社。正式社名は射楯兵主神社である。高さ30メートルの石体が御神体で、御祭神は素盞鳴命・宇気母知命。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳であるが、文政年間 （1818年-1831年）の、その800年前に創建されたと伝わる。しかし、当社には天智天皇の時代に関わる伝承があり、それが「釜蓋」の名称につながっている。

寛文7年（1667年）の島津光久公の頴娃郷神仏誌にたびたび修補のことが記されている。享保元年（1716年）8月15日炎上、翌年11月25日再建。その時の棟札に「開聞宮末社釜蓋大明神」とある。

天保14年（1844年）6月吉日、三州の大守源朝臣斉興公が国家鎮護・武運長久の祈願を行っている。例祭は旧9月23日。

当社で有名なのが、釜蓋を頭の上に乗せて参拝する風習。御祭神の武のイメージとあわせて、戦時中は、出征先から無事に帰って来られる祈願として、人気を博した。

現在は、武に限らず、スポーツ選手や受験生、闘病中の人、新しく起業する人や、恋愛の成就を願う人、宝くじを当てたい人など、“勝負”に勝ちたい人が、やはり相変わらず釜蓋を頭の上に乗せて参拝している。

当社を有名したのが、なでしこジャパンの澤穂希が当社をよく参拝しており、ワールドカップでの初優勝も当社への参拝のおかげだと考えられたこと。 また、サッカー日本代表の中村俊輔もよく訪れるという。サッカー神社の一つ。授与品も多く、願いが叶うパワースポットとして定着している。

【ご利益】
勝運、必勝祈願、開運招福

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