昭和の創建もその伝統は古く、北海道で天神道真を最も早くに祀った社
[住所]北海道北広島市輪厚中央5-3-16
[電話]011-377-3288

札幌八幡宮(さっぽろはちまんぐう)は、北海道北広島市にある神社。昭和52年(1977年)6月、菊池家14代目菊池重武が創建した。参拝すれば、御朱印を頂ける。

当宮の菊池家は、肥後国(現 熊本県)の名族菊池氏の第26代、最後の当主とされる菊池義武(菊池義宗、1505年-1554年)に連なるという。

義宗は、大友義鎮との抗争に敗れ、最期は自害したともされるが、当社では本人あるいは親族末裔かはともかく、蝦夷地、現在の北海道に渡った、としている。

渡道後の初代とされ、巫女である菊池伊知女が慶安年間(1648年-1652年)に函館八幡宮に奉職。その後宮司となり、11代菊池出雲守重賢の代まで続いたが、明治維新後、札幌神社(現 北海道神宮)2代宮司となった。

神職の世襲が認められなくなると、金刀比羅教会を設立。重武の時になり、当宮が創建された。

御祭神は、八幡大神(はちまんおおかみ)、天満大神(てんまんおおかみ)、秋葉大権現(あきばだいごんげん)、梅の宮大神(うめのみやおおかみ)、金刀比羅大神(ことひらおおかみ)。

天満大神は文化2年(1805年)に7代宮司菊池重仲が北海道の文化の普及と学問の向上を願い、京の北野天満宮を勧請。

御神体は全国で三体、道内では唯一の御神立像と言われ、北海道で最も古く天神を祀る、学問・出世の神としても有名。

秋葉大権現、梅の宮大神はそれぞれ文久年間(1861年-1864年)から鎮祭しているが、金刀比羅大神は、明治2年(1869年)、函館漁民2000人の嘆願により、11代宮司菊池重賢が四国の金刀比羅宮を勧請した。

7月第2土・日曜日に夏季大祭が、10月7・8・10日に秋季大祭がある。授与品として、発送のみの合格ダルマ6点セットや、当宮でのみ販売となる合格セットがある。

【ご利益】
学問・出世、家内安全、開運招福、火難除け、安産、商売繁盛など(公式HP
札幌八幡宮 - 昭和の創建もその伝統は古く、北海道で天神道真を最も早くに祀った社
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札幌八幡宮の御朱印