鎌倉時代からの崇敬、下総三山の七年祭り当初から参加、伝統の神楽伝わる
[住所]千葉県千葉市花見川区武石町1-4
[電話]043-271-8376

三代王神社(さんだいおうじんじゃ)は、千葉県千葉市花見川区武石町にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

御祭神は天種子命(あめのたねこのみこと)。『古事記』にはなく、『日本書紀』にみえる豪族。天児屋根命の孫で、中臣氏の遠祖。初代神武天皇の東遷に従軍し、筑紫の宇佐で菟狭津媛と結婚したという。

当社の創建や由緒などは不詳。千葉氏の一族で、現在の武石町周辺を治めた平安末・鎌倉初期の武士である武石胤盛(1146年-1215年)が篤く崇敬したと伝わる。

600年ほどの歴史がある下総三山の七年祭り(七年祭)に二宮神社子安神社子守神社とともに最初から参加していた一社で、今でも産婆役で参加する。

境内には神楽殿があり、2月の春祭と10月の秋祭で神楽が奉納される。当社の神楽は三山神楽(船橋二宮神社の十二座式の神楽)の系統で、三山の神楽師から伝授されたと伝えられる。

神楽の起源については不詳だが、文政8年(1825年)の遷宮の時に神楽奉納があった記録があり、遅くとも江戸時代後期には行われていた。「三代王神社の神楽」として、市の無形民俗文化財。

【ご利益】
安産、良縁
三代王神社 - 鎌倉時代からの崇敬、下総三山の七年祭り当初から参加、伝統の神楽伝わる
【関連記事】
下総三山の七年祭り - 6年ごと丑年と未年に行われる千葉4市9神社が参加する安産大祭
千葉県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、千葉県に鎮座している神社の一覧