王城鎮護の方除けの神、平安期の古神像80体は春秋2回一般公開
[住所]京都府京都市上京区一条御前西入3西48
[電話]075-461-0694
大将軍八神社(だいしょうぐんはちじんじゃ)は、京都府京都市上京区にある神社。近代社格では府社。西大路七福社の一社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
御祭神は、大将軍として素戔鳴尊、御子神八柱として、太歳神が天忍穂耳命、大陰神が市杵嶋姫命、歳刑神が田心媛命、歳破神が湍津姫命、歳殺神が天穂日命、黄幡神が活津彦根神、豹尾神が熊野櫲樟日命。
御子神は宗像三女神を含むいわゆる五男三女神の8柱の神々ではあるが、当社の場合全部で7柱で、もう1柱の天津日子根命が含まれていないのは不明。
平安京建設時、王城鎮護のため都の方除け乾(戌亥・北西)の天門守護として造営され、当初は大将軍堂と呼ばれた。
『山槐記』治承2年 (1178年)11月12日、高倉天皇の中宮建礼門院の安産祈願の際、 諸社寺に奉幣使が参向したが、 その41社の内の1社として当社が記されている。
伏見宮貞成親王の日記『看聞御記』の永享5年(1433年)、大将軍堂は1340年から約100年の間、祇園社(現 八坂神社)の管理下にあったと記されている。
これは後に大将軍が素盞嗚尊に比定された根拠の一つになったとされる。
江戸期に入り大将軍社と改称、方除厄除12社参りが流行し、その際に建立された天保11年(1841年)の標石は現在も門前にある。明治期に現社名へと変更された。
大将軍は陰陽道の方位神で、特に建築や転居、旅行などにおいて方角の吉凶を司る神であるため、長きにわたり民間の崇敬を集めた。
明治の神仏分離令で、大将軍は素盞嗚尊に比定された。社号の「八神社」は、陰陽道の暦神(八将神)を祀るところから来ており、後には素盞嗚尊の御子神八柱の意も重なった。
現在は、素戔嗚尊奉祀神社「全国清々会」にも加盟している。
木造大将軍神像 80躯が国の重要文化財に指定されている。これらの神像群は平安時代中期から末期の制作とされる。すべて男神像で、甲冑を着用した武装形の像、束帯姿の像、童子形の像(1体のみ)など計80体。
陰陽道安倍家の古天文暦道資料が府指定文化財。境内にはこれらの文化財を収めた方徳殿があり、毎年5月1日-5月5日と11月1日-11月5日には一般に公開されている。その他の日は予約制。
例祭は10月23日。現在は10月第3日曜日に天門祭が行われている。前日土曜日の宵宮に大蛇餅を奉納する。富くじ、夜店など終日にぎわう。
境内社には、享保3年(1718年)勧請の五社として、恵比寿神社・稲荷神社・天満宮・長者神社・金毘羅神社が、三社として、命婦神社・厳島神社・猿田彦神社が、その他、大金神神社、歳徳神社、地主神社(大杉大明神)がある。
わら天神宮・平野神社・熊野神社衣笠分社・西院春日神社・若一神社・吉祥院天満宮とともに、西大路七福社の一社で、毎年1月-2月にご利益めぐりが開催される。毎月第1日曜日にはフリーマーケットが開催される。
【ご利益】
方除け・厄災除け、安寧平安

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大将軍八神社(だいしょうぐんはちじんじゃ)は、京都府京都市上京区にある神社。近代社格では府社。西大路七福社の一社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
御祭神は、大将軍として素戔鳴尊、御子神八柱として、太歳神が天忍穂耳命、大陰神が市杵嶋姫命、歳刑神が田心媛命、歳破神が湍津姫命、歳殺神が天穂日命、黄幡神が活津彦根神、豹尾神が熊野櫲樟日命。
御子神は宗像三女神を含むいわゆる五男三女神の8柱の神々ではあるが、当社の場合全部で7柱で、もう1柱の天津日子根命が含まれていないのは不明。
平安京建設時、王城鎮護のため都の方除け乾(戌亥・北西)の天門守護として造営され、当初は大将軍堂と呼ばれた。
『山槐記』治承2年 (1178年)11月12日、高倉天皇の中宮建礼門院の安産祈願の際、 諸社寺に奉幣使が参向したが、 その41社の内の1社として当社が記されている。
伏見宮貞成親王の日記『看聞御記』の永享5年(1433年)、大将軍堂は1340年から約100年の間、祇園社(現 八坂神社)の管理下にあったと記されている。
これは後に大将軍が素盞嗚尊に比定された根拠の一つになったとされる。
江戸期に入り大将軍社と改称、方除厄除12社参りが流行し、その際に建立された天保11年(1841年)の標石は現在も門前にある。明治期に現社名へと変更された。
大将軍は陰陽道の方位神で、特に建築や転居、旅行などにおいて方角の吉凶を司る神であるため、長きにわたり民間の崇敬を集めた。
明治の神仏分離令で、大将軍は素盞嗚尊に比定された。社号の「八神社」は、陰陽道の暦神(八将神)を祀るところから来ており、後には素盞嗚尊の御子神八柱の意も重なった。
現在は、素戔嗚尊奉祀神社「全国清々会」にも加盟している。
木造大将軍神像 80躯が国の重要文化財に指定されている。これらの神像群は平安時代中期から末期の制作とされる。すべて男神像で、甲冑を着用した武装形の像、束帯姿の像、童子形の像(1体のみ)など計80体。
陰陽道安倍家の古天文暦道資料が府指定文化財。境内にはこれらの文化財を収めた方徳殿があり、毎年5月1日-5月5日と11月1日-11月5日には一般に公開されている。その他の日は予約制。
例祭は10月23日。現在は10月第3日曜日に天門祭が行われている。前日土曜日の宵宮に大蛇餅を奉納する。富くじ、夜店など終日にぎわう。
境内社には、享保3年(1718年)勧請の五社として、恵比寿神社・稲荷神社・天満宮・長者神社・金毘羅神社が、三社として、命婦神社・厳島神社・猿田彦神社が、その他、大金神神社、歳徳神社、地主神社(大杉大明神)がある。
わら天神宮・平野神社・熊野神社衣笠分社・西院春日神社・若一神社・吉祥院天満宮とともに、西大路七福社の一社で、毎年1月-2月にご利益めぐりが開催される。毎月第1日曜日にはフリーマーケットが開催される。
【ご利益】
方除け・厄災除け、安寧平安

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