「かもち」だが、全国でもここだけ縁起の良い社号を持つ金運パワースポット
[住所]鳥取県日野郡日野町金持
[電話]0859-72-0481

金持神社(かもちじんじゃ)は、鳥取県日野郡日野町金持にある神社。近代社格では村社。参拝すれば御朱印を頂ける。岡山県との県境にほど近い、国道181号沿いに鎮座する。

縁起の良い名前を持つ神社として、金運のパワースポット、金運・開運祈願の神社として信仰を集める。ジャンボ宝くじ発売シーズンになると参拝者が増えるという。

初詣客も多く、元旦には恒例の金持青年会による獅子舞奉納がある。

御祭神は天之常立尊、八束水臣津努命(やつかみずおみずぬのみこと、八束水臣津野命)、淤美豆奴命。淤美豆奴命は建速須佐之男命の四世孫、大国主命の祖父に当たる。

八束水臣津努命は淤美豆奴命と同神とされる場合があり、『古事記』に記載はなく『出雲国風土記』の国引き神話に登場する神。

当社と同じように、八束水臣津野命・淤美豆奴命を祀る神社に、島根県出雲市の長浜神社がある。

金持(かもち)とは、古くは、玉鋼の産地で、原料の金(砂鉄)が採取できる谷を多く持っていたことに由来する。

『平家物語』や『源平盛衰記』など多くの古書で快男児としてうたわれた長谷部信連ゆかりの地である。

平安時代初期の弘仁元年(810年)、出雲国の神官の二男が、伊勢の神宮(伊勢神宮)参拝のため、この地(当時は伯耆国日野郡金持郷)を通りかかった。

その際、お守りとして身につけていた玉石が急に重くなり、この地に宮造りしたという。名字「金持」は『吾妻鏡』にも記載があり、当社および当地が発祥。

鎌倉幕府御家人、金持広親は鎌倉時代初期の元久2年(1205年)から守護職として、伯耆を治め、国宝・太刀「童子切安綱」で知られる日本最古の刀匠、伯耆安綱を輩出。

また、金持景藤は南北朝時代の元弘3年(1333年)、隠岐を脱出した後醍醐天皇を奉じて討幕の軍に参加。その際、当社に必勝祈願し、神前の戸帳を御旗にしたと伝えられている。

西伯郡大山町の名和神社の御祭神である名和長年が天皇の右に、景藤が左に、「錦の御旗」を持ち京都へ遷幸したとされる。

境内には、鳥取県銘木百選中、サワラ、チャンチンの2本の木が植えられている。縁起物として、金持箸(350円)や金運招福ケース、金運招福茶碗、各種絵馬など各種アイテム・グッズが販売されている。

公式サイトではネットショッピングも展開している。「金持神社 京都」が検索候補になる場合があるが、その場合は、京都市中京区の御金神社がヒットすることになる。

平成28年(2016年)12月1日から平成29年(2017年)12月31日まで行われた、酉年因幡伯耆國開運八社巡りの一社。

この八社巡りでは、手ぬぐい一枚(500円)を購入し、各社に設置されているスタンプ(朱印)を集める活動が行われた。

【ご利益】
金運、国土経営、開運、国造りなど(公式HP
金持神社 - 「かもち」だが、全国でもここだけ縁起の良い社号を持つ金運パワースポット
【関連記事】
縁起の良い名前を持つ神社 - 社名に「宝」「金」など、金運・宝くじ当選のパワースポット
鳥取県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、鳥取県に鎮座している神社の一覧
金持神社の御朱印