幕府鉄砲隊「みなあたる」百発百中の神、御守・絵馬など豊富な授与品
[住所]東京都新宿区百人町1-11-16
[電話]03-3361-4398

皆中稲荷神社(かいちゅういなりじんじゃ)は、東京都新宿区百人町にある神社。大久保発祥以来の総社。参拝すれば、御朱印を頂ける(曜日の指定がある場合がある)。オリジナルの御朱印帳がある。

JR新大久保駅の西約100メートルの市街地に鎮座しており、境内は広くないものの、皆中が「みな当たる」、後述の鉄砲隊との関係から、「当たる」、つまり賭け事や宝くじ当選、勝運などにご利益がある、縁起の良い名前を持つ神社として有名。

主祭神は宇迦之御魂神で、伊邪那岐之大神伊邪那美之大神諏訪大神日本武命を配祀するという。

天文2年(1533年)9月27日に稲荷之大神を奉斎して創祀。江戸時代になり、寛永年間 (1624年-1645年)、幕府は「鉄砲組百人隊」を現在の新宿区百人町に駐屯させ、この百人隊が町名の由来となった。

当時、鉄砲組与力が射撃の上達に勤しむも、思うに任せず、一夜煩悶して眠り込んだ際、稲荷大明神が与力の夢枕に立ち射撃を伝授、霊符を授受したという。

この与力は翌朝、不可解なまま当社に参拝した後、霊符を持って大矢場で射撃を試みたところ、百発百中、全て的中したという。同僚が争ってこの霊符を受け、射撃をしたところ、みな百発百中的中したと伝わる。

その霊験が評判となり、「みなあたる/みななかのいなり」と呼ばれ、現在の社号が定着した。

明治32年(1899年)、明治天皇によって大久保つつじの和歌が詠まれ、昭和16年(1941年)にその和歌の記念碑が境内に建立される。

例祭は9月27日で、隔年(西暦奇数年)に鉄砲組百人隊行列が奉納される。区の無形民俗文化財。江戸時代に実際に行われていた出陣式を再現したもの。

当日は、甲冑に身を固めた武将が百人町周辺を隊列行進し、火縄銃を携えた鉄砲隊が、数カ所で古式にのっとり試射を行う。

百発百中というご利益から的中御守など各種お守りも人気で、開運的中絵馬、開運宝くじ入れである金色財布など、豊富な授与品が揃っている。

【ご利益】
宝くじ当選、勝運、必勝祈願など(公式HP
皆中稲荷神社 - 幕府鉄砲隊「みなあたる」百発百中の神、御守・絵馬など豊富な授与品
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皆中稲荷神社の御朱印