樹齢1200年の銀杏があるパワースポット、3年ごとの八幡祭、33年ごとの式年祭
[住所]千葉県市川市八幡4-2-1
[電話]047-332-4488

葛飾八幡宮(かつしかはちまんぐう)は、千葉県市川市八幡にある神社。近代社格では県社。参拝すれば、「下総国総鎮守」などとある御朱印を頂ける。代名詞ともなっている銀杏をあしらったオリジナルの御朱印帳がある。

御祭神は、誉田別命(応神天皇)、息長帯姫命(神功皇后)、玉依比売命石清水八幡宮を勧請したと伝われるが、タイプとしては筥崎宮と同じ。

寛平年間(889年-898年)に宇多天皇の勅命により石清水八幡宮を勧請して建立された。下総の国を守護する総鎮守として崇敬された。国府・国分寺の守護神である、いわゆる国府八幡宮

武神であることから、平将門の奉幣、源頼朝の社殿改築、太田道灌の社壇修復、徳川家康の御朱印地社領52石の寄進など、関東武士の信仰を集めた。近くにある八幡の藪知らず(八幡不知森=やわたしらずのもり)でも知られる。

境内には千本公孫樹(せんぼんイチョウ)がある。推定樹齢1200年。「千本イチョウ」として国の天然記念物に指定されている。

多くの幹が寄り添って支え合う姿をしていることから、縁結びの御神徳があると伝えられる。また、乳の出ない婦人が乳房の形をした公孫樹の瘤を削り、煎じて飲むと、乳の出が良くなるという言い伝えから、育児守護の信仰がある。

また、千本公孫樹には白蛇が棲むといわれ、その姿を見たものは、幸福を授かるとも言われる。知る人ぞ知るパワースポットとして有名。

元亨元年(1321年)鋳造の梵鐘や、廃仏毀釈以前に天台宗の八幡山法漸寺が別当寺として管理していた鐘楼、神仏分離以前の別当法漸寺の仁王門だった随神門などがある。

例祭は9月15日。この日より6日間、農具市(ボロ市)が開催され、社頭門前には農具・日曜大工用品をはじめ各種の店が立ち並び、大勢の人出で賑わいを見せる。

3年に一度、10月に八幡祭(やわたまつり)が行われる。神輿渡御などが大々的に行われる。また、三十三年式年大祭と呼ばれる、33年ごとに行われる大祭がある。いずれも次回は平成29年(2017年)に予定されている。

【ご利益】
厄祓い、安産・子育て、縁結び、諸願成就、開運
葛飾八幡宮 - 樹齢1200年の銀杏があるパワースポット、3年ごとの八幡祭、33年ごとの式年祭
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