江戸時代以前までの島津家当主に崇敬・勧請された鹿児島市に鎮座する三神社
鹿児島三社 - 江戸時代以前までの島津家当主に崇敬・勧請された鹿児島市に鎮座する三神社
鹿児島三社(かごしまさんじゃ/かごしまさんしゃ)は一之宮神社、鹿児島神社、川上天満宮を指す。いずれも現在の鹿児島市に鎮座する。島津氏の氏祖・島津忠久(?-1227年)が正月にはこの三つの神社に必ず参拝していたという伝承から別格に扱われた神社。

それぞれ一之宮から三之宮が付されており、巡拝の順序が決まっている。島津氏自体のこの三社を巡拝する三社詣は18代当主島津家久(1576年-1638年)の代で廃絶してしまっている。理由は不明だが、江戸期には行われなかったことになる。

また、忠久は既に存在した一之宮神社と二之宮である鹿児島神社を崇敬したと思われるが、三之宮である川上天満宮は5代当主島津貞久(1269年-1363年)の勧請と伝わり、忠久の時代に三社が揃っていたわけではない。

一之宮大明神 一之宮神社

一之宮神社(鹿児島市) - 天智天皇の時代の勧請、弥生式住居跡の一宮遺跡と三日祭
[説明]天智朝の勧請、弥生期の住居跡
[社格]村社
[住所]鹿児島市郡元2-4-27
[電話]099-254-0092

二之宮宇治瀬 鹿児島神社(鹿児島市)

鹿児島神社(鹿児島市) - 山の手にあるが海神祀る、鹿児島三社で、桜島囲む一社の古社
[説明]山の手にあるが海神祀る
[社格]県社 - 鹿児島神社三社
[住所]鹿児島市草牟田2-58-3
[電話]099-222-9380

三之宮 川上天満宮

川上天満宮 - 鎌倉期から南北朝期にかけて北野天神を勧請した島津家久崇敬の鹿児島三社
[説明]南北朝期前後、北野天神を勧請
[社格]無格社
[住所]鹿児島市川上町834
[電話]-

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