明治の改称や合祀を経て現社号になった志摩国総社と推定される社
国府神社(三重県志摩市阿児町国府3007)
[住所]三重県志摩市阿児町国府3007
[電話]-

国府神社(こうじんじゃ、國府神社)は、三重県志摩市阿児町国府にある神社。志摩国総社と推定される場合があり、近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

御祭神は、正哉吾勝勝速日天忍穗耳命天穗日命天津彦根命活津彦根命熊野久須日命市杵嶋姫命田心姫命湍津姫命を配祀する。後三柱は女神で、宗像三女神。いわゆる五男三女神

もとは八王子社と称し、天照大神須佐之男命の誓約によって生まれた8柱を祀っていた神社だと思われる。

天忍穗耳命だけ、主祭神格になっているのは長子直系だからか。五男三女神の場合、天忍穗耳命を別格にするのは稀かもしれない。

明治3年(1870年)3月に神明社、御頭社、山神社、富士社を合祀して國府社(国府社)と改称したが、明治40年(1907年)11月5日に熊野神社を合祀、改めて村社として現社号に改称した。

この経緯で、伊弉諾命伊弉冉命木花開耶姫命天御中主命大山祇命も合祀されている。

志摩国総社と推定されているが、以上の経過を見ているだけでは、総社とは言い難い面がある。

地名である国府の影響が大きいか。あるいは当地・国府での最大の神社という意味合いで、総社に比定されたか。

【ご利益】
所願成就
国府神社(志摩市) - 明治の改称や合祀を経て現社号になった志摩国総社と推定される社
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