秘密尾にある、現在も奥社は女人禁制、禊の行場としても有名な国史見在社
[住所]山口県周南市須万秘密尾
[電話]0834-22-8622

氷見神社(ひみじんじゃ)は、山口県周南市須万秘密尾にある神社。闇於加美神を主祭神とする。谷あいを流れる川を神格化したもので、当社の“禊”という特徴とも符合する。御朱印の有無は不明。

平安時代の歴史書にもその名を残す由緒ある神社で、斉衡3年(856年)、あるいは貞観9年(856年)に須万村秘密尾(すまむらひみつお)に創建されたとも言われる。

しかし、斉衡3年に正五位上から従四位下に昇格しており、創祀は明らかにもっと古い。どちらにしろ、国史見在社

旧鹿野町東部の秘密尾にあり、標高1000メートル級の中国山地に抱かれている。「露嶋宮」とも呼ばれ、若宮のほかに、山の中腹に中宮があり、山全体を上宮としている。上宮である奥社は今でも女人禁制である。

禊の行場としても有名で、明治時代には神道家の川面凡児がここに籠り、神道の修行法を編み出したと言われている。現在でも山口県下の神官たちの禊ぎ行場として使われている。

2月に元旦祭、4月に春大祭、祈年祭、7月に夏祭、11月に秋季例大祭、新嘗祭が行われる。伊勢の神宮(伊勢神宮)同様、「遷宮祭」も20年ごとに行なわれており、二つの御社地の宮を交互に建て替えている。

山口県下で遷宮を行なっているのは当社だけ。平成22年(2011年)における遷宮祭の時はすでに過疎化が始まっていたが、出身者が集まって遷宮を取り行なった。

標高515メートルから山地の斜面に沿って上方に長く伸びていている社叢は、県指定文化財(天然記念物)に指定されている。

本殿のある一帯は、標高510-520メートルで、シイノキ、クロガネモチ、ヤブニッケイ、シラカシなどが混生する。植物の垂直分布が原生状態を保ったまま一つの場所で観察できるところは珍しい。

【ご利益】
禊ぎ、潔斎、リフレッシュ
氷見神社 - 秘密尾にある、現在も奥社は女人禁制、禊の行場としても有名な国史見在社
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