伊香保温泉の守護神、365段の長い石段が有名で健康や子宝のパワースポット
[住所]群馬県渋川市伊香保町伊香保2
[電話]0279-72-3151
伊香保神社(いかほじんじゃ)は、群馬県渋川市伊香保町にある神社。伊香保温泉の守護神で、伊加保神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 東山道神 上野国 群馬郡「伊加保神社」に比定される式内社(名神大社)の論社。上野国三宮で、近代社格では県社兼郷社。
もともとは「いかほ」(榛名山も含むこの地域の旧称)の山々を山岳信仰の場とした「いかつほの神」を祀っていたと思われる。
しかし後述の変遷で、温泉との結びつきが強まったか、現在では、大己貴命と少彦名命の2柱を主祭神とする。
現在の温泉街内の当社由緒では天長2年(825年)の創建。旧本社とされる三宮神社は奈良時代の天平勝宝2年(750年)の創祀。
六国史初出は『続日本後紀』承和2年(835年)9月辛未条で、名神に列している。
承和 6年(839年)6月甲申に従五位下となり、以後昇階して元慶4年(880年)5月25日に赤城神社と並ぶ従四位上となった。
『上野国交替実録帳』では正一位。上野国三宮。しかし後援豪族が衰退したらしく、中世以後は社勢が衰微した。
当初の山岳信仰時代には現在地に鎮座しておらず、里宮として今の三宮神社の地に当社はあったという。
また豪族・有馬氏(阿利真公)が祭祀を行い、若伊香保神社のある渋川市有馬に最初は鎮座していたとも。
少なくとも平安時代以降に伊香保温泉街へ移転し、温泉の守護神となった。近世に入ると社号を温泉神社と称した。別当は寛永年間(1624年-1645年)創建の温泉寺。
文政年間(1818年-1831年)に発生した、北辰一刀流創始者千葉周作の一門と、現地の馬庭念流の抗争である伊香保神社掲額事件が有名。
明治6年(1873年)、現社号に戻し、同年9月19日には県社兼郷社となった。社殿については、明治11年(1878年)3月、火事により全焼した。
同時に消失していた摂社の温泉神社(元医王寺の薬師堂)を明治17年(1884年)に合祀してその跡地に現社殿(仮宮)を再建、現在に至る。
例祭は9月19日。365段の長い石段で有名であり、現在ではパワースポットとして、温泉に伴う健康はもちろん、子宝などのご利益もあるという。
【ご利益】
温泉・医療の神、子宝

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『延喜式』巻9・10神名帳 東山道神 上野国 群馬郡「伊加保神社」に比定される式内社(名神大社)の論社。上野国三宮で、近代社格では県社兼郷社。
もともとは「いかほ」(榛名山も含むこの地域の旧称)の山々を山岳信仰の場とした「いかつほの神」を祀っていたと思われる。
しかし後述の変遷で、温泉との結びつきが強まったか、現在では、大己貴命と少彦名命の2柱を主祭神とする。
現在の温泉街内の当社由緒では天長2年(825年)の創建。旧本社とされる三宮神社は奈良時代の天平勝宝2年(750年)の創祀。
六国史初出は『続日本後紀』承和2年(835年)9月辛未条で、名神に列している。
承和 6年(839年)6月甲申に従五位下となり、以後昇階して元慶4年(880年)5月25日に赤城神社と並ぶ従四位上となった。
『上野国交替実録帳』では正一位。上野国三宮。しかし後援豪族が衰退したらしく、中世以後は社勢が衰微した。
当初の山岳信仰時代には現在地に鎮座しておらず、里宮として今の三宮神社の地に当社はあったという。
また豪族・有馬氏(阿利真公)が祭祀を行い、若伊香保神社のある渋川市有馬に最初は鎮座していたとも。
少なくとも平安時代以降に伊香保温泉街へ移転し、温泉の守護神となった。近世に入ると社号を温泉神社と称した。別当は寛永年間(1624年-1645年)創建の温泉寺。
文政年間(1818年-1831年)に発生した、北辰一刀流創始者千葉周作の一門と、現地の馬庭念流の抗争である伊香保神社掲額事件が有名。
明治6年(1873年)、現社号に戻し、同年9月19日には県社兼郷社となった。社殿については、明治11年(1878年)3月、火事により全焼した。
同時に消失していた摂社の温泉神社(元医王寺の薬師堂)を明治17年(1884年)に合祀してその跡地に現社殿(仮宮)を再建、現在に至る。
例祭は9月19日。365段の長い石段で有名であり、現在ではパワースポットとして、温泉に伴う健康はもちろん、子宝などのご利益もあるという。
【ご利益】
温泉・医療の神、子宝

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