室町期に伏見稲荷を勧請、空中楼閣の社殿、2月の初午祭はだるまが人気
[住所]長野県佐久市岩村田花園町4261
[電話]0267-62-2111

鼻顔稲荷神社(はなづらいなりじんじゃ)は、長野県佐久市岩村田花園町にある神社。近代社格では無格社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

湯川の断崖に張り出した京都清水寺と同じ懸崖造りの本殿など社殿は空中楼閣の異名も。鳥居をくぐり参道を進んだ御姿殿には、鍵を咥えた稲荷狐と巻物を咥えた子持ちの稲荷狐が安置されている。

御祭神は、宇迦御魂神大宮姫命猿田彦命日本五大稲荷の一つとも。当社では、当社自身の他、京都の伏見稲荷大社、愛知の豊川稲荷妙厳寺、笠間稲荷神社(茨城県笠間市)、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)を挙げている。

室町時代(戦国時代)の永禄年間(1558年-1569年)に、商売繁盛を願い望月源八(もちづきげんぱち)によって、京都の伏見稲荷から勧請されて、現鎮座地である鼻顔の地(現 花園町)に創建された。社名は地名から命名された。

毎年2月最初の午の日は、初午祭としてダルマ市や露店が建ち並び、県内外から参拝者で賑わう。だるま供養。平成22年(2010年)からは開催日が2月11日(建国記念の日)に変更され、固定された。

養蚕と商業のほか、学徳成就にご利益がある。また境内にはケヤキと赤松が双生した「相生の樹」があり、縁結びにもご利益があると言われている。

【ご利益】
天下泰平、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、交通安全、進学成就の守護神(佐久市
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鼻顔稲荷神社の御朱印