平安期創建の三大稲荷の一つ、無料駐車場臨時増設で県内2番目の初詣客
[住所]広島県福山市草戸町1467
[電話]084-951-2030

草戸稲荷神社(くさどいなりじんじゃ)は、広島県福山市草戸町にある神社。近代社格では村社。神社本庁に属していない単立神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

京都の伏見稲荷大社、愛知の豊川稲荷妙厳寺とともに、日本三大稲荷(日本三稲荷)の一つとされることもある。

平安時代の大同2年(807年)に明王院を開基したとされる空海上人が、同寺の鎮守として祀ったのが創祀とされる。

当初は社殿が芦田川の中州に鎮座していたが、たびたび洪水により流失していた。寛永10年(1633年)6月に初代備後福山藩主の水野勝成が現在地に再建した。

御祭神は保食神宇加之魂神大己貴神の三神。境内には二十社近い稲荷神社と八幡神社が末社として祀られている。

当社は福山市では最も初詣の参拝客が多く、広島県内でも広島護国神社についで2番目に多いとされ、毎年概ね40万人以上が訪れる。掲載データにはないが、安芸国一宮厳島神社(12万人)よりも多い。

また駐車場は小規模なものしかないが、初詣時には芦田川河川敷が無料駐車場として臨時開設される。そのことが多くの参拝客を集める一因となっているという。また初詣の時のみ地下道が使用される。

かつて本殿は拝殿の裏にあって目立たないものであったが、昭和時代末期にコンクリート構造物が構築され、その上に移設した。またこの本殿上から福山市中心部を一望することができる。

境内には他に、草戸歴史民族資料館がある。

【ご利益】
商売繁盛、縁結び、所願成就
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草戸稲荷神社の御朱印