「駒木のお諏訪さま」八幡太郎義家の献馬で知られる地域の中核
[住所]千葉県流山市駒木655
[電話]04-7154-7377
諏訪神社(すわじんじゃ)は、千葉県流山市駒木655にある神社。通称は「駒木のお諏訪さま」。御祭神は健御名方富命。近代社格では村社。参拝すれば、「諏訪之宮」などとある御朱印を頂ける。
現利根川水系(利根川東遷事業前は鬼怒川水系)と現江戸川水系(同事業前は太日川・渡良瀬川水系)の分水嶺にあたる台地上にある。境内には「諏訪神社遺跡」が存在しており、縄文時代後期から人が居住していたことがわかっている。
社伝によると、大同2年(807年)、第40代天武天皇の皇子・高市皇子の後裔が移住し、この地を永住の地と定め、当地開発の守護神として、信州の諏訪大社から分祀・創建された。創祀は更に遡る可能性がある。
その後、平安時代末期の武将・源義家(八幡太郎)(1039年-1106年)が後三年の役で奥州に向かう際に立ち寄り、付近で軍馬の調達をした。戦勝後の帰路、当社に立ち寄って献馬をしたという伝承がある。
当社付近一帯は馬の産地であり、のちに江戸幕府が軍馬牧場の小金牧として指定したが、その先史を伝えるという。当社の境内には「神馬の像」および「馬を連れた源義家像」の2体の青銅像が置かれている。
また、千葉県道278号柏流山線をはさんで向かい南東側には「鞍掛」の地名が残るが、これは源義家が献馬の際に乗馬の鞍を掛けたことに由来するという。
『下総旧事考』の地図、『房総叢書』収録の『小金紀行』には、境内の杉の大木にある洞から湧く清水の記述がある。
明治以降、周囲に点在する神社が諏訪神社境内に遷され、多くの摂末社を抱えることになった。姫宮神社、雷神社、天神社、国魂神社、稲荷神社、恵比寿神社(水蛭子信仰)、招魂之社、大鳥神社などがある。
また、付近の宮司が不在の神社での祭礼には、当社の宮司が派遣されることも少なくなく、公式サイトにあるだけで実に30に近い兼務神社を有しており、一帯の中核神社として今に至っている。
敷地は約1万坪、境内の配置は第一鳥居・第二鳥居・随神門・第三鳥居・瑞垣門(神門)・摂末社と社殿であり、また鬱蒼とした大樹が茂る森を残している。
例祭は8月23日。前日の8月22日には神幸祭がある。4月23日は春祭。
【ご利益】
豊かな生活の守護(公式HP)

【関連記事】
・『日本の神社全国版(94) 2015年 12/1 号 [雑誌]』 - 麻生うる下総の地に広がった信仰
・千葉県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、千葉県に鎮座している神社の一覧
[電話]04-7154-7377
諏訪神社(すわじんじゃ)は、千葉県流山市駒木655にある神社。通称は「駒木のお諏訪さま」。御祭神は健御名方富命。近代社格では村社。参拝すれば、「諏訪之宮」などとある御朱印を頂ける。
現利根川水系(利根川東遷事業前は鬼怒川水系)と現江戸川水系(同事業前は太日川・渡良瀬川水系)の分水嶺にあたる台地上にある。境内には「諏訪神社遺跡」が存在しており、縄文時代後期から人が居住していたことがわかっている。
社伝によると、大同2年(807年)、第40代天武天皇の皇子・高市皇子の後裔が移住し、この地を永住の地と定め、当地開発の守護神として、信州の諏訪大社から分祀・創建された。創祀は更に遡る可能性がある。
その後、平安時代末期の武将・源義家(八幡太郎)(1039年-1106年)が後三年の役で奥州に向かう際に立ち寄り、付近で軍馬の調達をした。戦勝後の帰路、当社に立ち寄って献馬をしたという伝承がある。
当社付近一帯は馬の産地であり、のちに江戸幕府が軍馬牧場の小金牧として指定したが、その先史を伝えるという。当社の境内には「神馬の像」および「馬を連れた源義家像」の2体の青銅像が置かれている。
また、千葉県道278号柏流山線をはさんで向かい南東側には「鞍掛」の地名が残るが、これは源義家が献馬の際に乗馬の鞍を掛けたことに由来するという。
『下総旧事考』の地図、『房総叢書』収録の『小金紀行』には、境内の杉の大木にある洞から湧く清水の記述がある。
明治以降、周囲に点在する神社が諏訪神社境内に遷され、多くの摂末社を抱えることになった。姫宮神社、雷神社、天神社、国魂神社、稲荷神社、恵比寿神社(水蛭子信仰)、招魂之社、大鳥神社などがある。
また、付近の宮司が不在の神社での祭礼には、当社の宮司が派遣されることも少なくなく、公式サイトにあるだけで実に30に近い兼務神社を有しており、一帯の中核神社として今に至っている。
敷地は約1万坪、境内の配置は第一鳥居・第二鳥居・随神門・第三鳥居・瑞垣門(神門)・摂末社と社殿であり、また鬱蒼とした大樹が茂る森を残している。
例祭は8月23日。前日の8月22日には神幸祭がある。4月23日は春祭。
【ご利益】
豊かな生活の守護(公式HP)

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